20年続く「しあわせイルミネーション」 大村の15軒が点灯 各家庭の工夫楽しんで 長崎
長崎県大村市萱瀬地区の住民が各家庭を自主的に装飾する冬の風物詩「田下しあわせイルミネーション」の明かりが今年もともった。家庭ごとに趣向を凝らした飾り付けが田下町の氷川神社一帯を彩っている。25日まで。 住民でつくる同好会の田中英雄さん(78)が30年ほど前、子どもを喜ばせようと自宅を飾り付けたのが始まり。近隣住民にも次第に輪が広がり、約20年前から地域一帯で取り組むようになった。今では国道444号沿いの定番イベントになっている。 今年は1日から点灯し、住民センターを含む約15軒が参加。クリスマスツリーを模した電飾やサンタクロース、雪だるまの置物などが並び、温かみのある光が訪れる人の目を楽しませている。 田中さんは「各家庭がおもてなしの心でやっている。ほとんど手作りなので、それぞれの工夫を見てもらえれば」と話した。21日には氷川神社でクリスマスコンサートも予定している。