【バレー】JT・和田由紀子「自分たちが攻めるために修正するという考え方でできたのが良かった」NEC・小島満菜美主将「自分たちがやろうとしていたところの精度が悪かった」V1女子会見
金子隆行監督(NEC)
●金子隆行監督 今日の試合、もう一回サーブで、主導権を握っていくという形を取ろうとしました。 サーブがあまり効果的に出せなかったところと、 JT のライトの和田さんとドルーズ選手に気持ちいいように決められたところが一つ対応できなかったのが大きなポイントかなと思います。 ただこれで終わりではないと思います。次の戦いに向けてもう1回自分たちの強みというのを再認識させて、また頑張っていきたいなと思います。 ――第3セットミドルブロッカーを山田(二千華)選手→島村(春世)選手、甲選手→上野(香織)選手に交代した後第4セットも起用しづつけた狙いと評価について。 金子:ずっと山田と甲をスターティングメンバーでずっと固定していました。 うちのドールズ(ダニエル)選手がオフェンスの部分で苦しんいました。 今迄そこをバックアタックとかで切れてた部分はありますが、フロント2枚の時に島村のプロードところで、もう1回オフェンスの幅を出したかったところとブロックの駆け引きというところで、上野の経験値にかけたところがあります。 効いてていれば結果は変わったと思います。 僕の起用のタイミングをもっと明確に伝えられることは多くあったと思います。 ――島村選手の状態について。 金子:本来の彼女のパフォーマンスからするとまだまだです。 試合も大分遠ざかっているので、試合をやっていく中でどんどん試合感を戻していく必要があると感じてます。 ――今シーズンの JT に強さをどう見ているか?古賀選手が攻撃で苦しんでいる印象だが? 金子:JT さんの強みは誰が出てもシステム的に動いていけるところと、今シーズンはサンティアゴ(アライジャダフニ)選手は加入したことによって、ミドルところもなかなか割り切ってサイドにブロックが絞れないところがあります。 そこは(相手の)サーブレシーブ(レセプション)を崩すのが大事です。 なかなかリーグ戦ではそれが嵌らなかったです。 次やるとしたらもうファイナルラウンドになります。 一発勝負では、我々も1回皇后杯で勝ったところで、この負けをまず受け止めて次の戦いに備えたいです。 JTさんはメンバー的にも2枚代えで入る和田選手、ドルーズ選手などの選手層が厚いのとオフェンス力が高いところが今シーズンの強みだと思います。 トータル的に見ても今現時点でフロアディフェンスだったり、オフェンスに繋げるまでの精度が高いからこそ15勝0敗という結果に繋がっていると思います。 ただこのまま僕ら走らせるつもりはありません。 この負けというのを受け止めていきたいなと思っています。 こっちはずっと勝ってるところ、古賀のオフェンス力に頼りすぎている部分が強かったです。 そこで古賀に今日(相手が)サーブレシーブにどんどん負荷かけてオフェンスのところの精度、もちろんセッターとのコンビの精度もありますが、気持ちよく後半に仕事させられなかったところは一つチームして大きな課題です。 オポジットに入るドルーズ選手、真ん中のバックアタックの精度を上げていくことで、古賀もオフェンスの1枚数であるという状態にはしていきたいなと思っています。 古賀のできが勝敗に大きく左右してしまうのが現状です。 そこに依存することなく、他の選手のレベルアップというところも測っていきたいなと今日感じた試合でした。 第3セットで(アウトサイドヒッターの)ポジションを変えたと思うが第2セットいい形で取っていながら古賀選手と(コンヨット)アチャラポーン選手を入れ替えた意図は?(古賀選手をポジション5→2、アチャラポーン選手をポジション2→5に) 金子:S2(アチャラポーン選手がバックセンター)の状況で第2セット最後苦しみました。今日もアチャラポーンも一生懸命やっていましたが、オフェンスで存在感ではいつも以上に低かったと思っています。 古賀に負荷かかるんですけども一番オフェンスの高い効果を2枚の方のポジション2に置いて、オフェンスで機能させていきたいという狙いはありました。 あと古賀がポジション5に入っているのは相手のオポジット対するブロックのところもありました。 それ以上に向こうのオフェンス力が上回ってたので、であればこっちもオフェンスというところを優先しようというところで入れ替えた采配はしました。
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