チャンポン・ジャオ氏、釈放
暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)の創業者チャンポン・ジャオ氏が27日、釈放された。米連邦刑務所局(BOP)が明らかにした。 ジャオ氏の刑期は9月29日までだったが、2日早まったことになる。釈放日が週末や休日にあたった際、BOPは釈放を前倒しできる。 4月、バイナンスは適切なKYC(顧客確認)要件を満たさず、銀行秘密法(BSA)に違反したとして、ジャオ氏は4カ月の懲役判決を受けた。また5000万ドルの罰金の支払いと、CEOからの辞任も受け入れた。さらにバイナンスはSEC(証券取引委員会)に和解金として43億ドルを支払うことに同意した。 銀行秘密法違反での服役は異例だが(BitMEXの前CEO、アーサー・ヘイズ氏は2022年に同様の罪に問われたが、保護観察のみだった)、4カ月の懲役は検察が求めた3年に比べるとはるかに短い。 ジャオ氏は3カ月間、警備の緩い刑務所に収監され、8月に社会復帰訓練所に移されていた。 ブルームバーグ・ビリオネア・インデックスによるとジャオ氏の総資産は253億ドル、アメリカで刑務所に入った最もリッチな人物と言われている。 ジャオ氏の広報担当者はコメントを控えた。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:チャンポン・ジャオ氏(Twitter/Modified by CoinDesk)|原文:Binance Founder Changpeng ‘CZ’ Zhao Is a Free Man
CoinDesk Japan 編集部