吉沢亮、「うれしいのひと言」主演映画ロングラン上映、10回以上見た観客も
俳優の吉沢亮(30)が17日、東京都内で主演映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(呉美保監督)のロングラン上映御礼舞台あいさつに出席した。 作家・五十嵐大さんの自伝的エッセーが原作で、耳がきこえない両親のもとに生まれた大(吉沢)を主人公に描く家族の物語。 公開から約2カ月がたち、満員の場内に立った吉沢は「まだまだたくさんの方に見ていただいて、愛していただいて、うれしい限りです」と切り出し、「うれしい、そのひと言に尽きます」と感激いっぱい。この日は5回以上見たという観客が多数で、10回以上の人もいた。長編作品は9年ぶりの呉監督も「十何回見たと連絡くれた方がいた。とてもうれしく思っています」と感謝を口にした。 作品は国内外で評価され、第16回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞した吉沢は「主演男優賞は初めて。それがこの作品で良かった」と顔をほころばせ、この作品で手話を学び「奥深さをすごく感じた」と語った。 最後は「本当にこの作品をこれだけの方に愛していただいて、1人でも多くの心に残って、皆さまの人生の中に寄り添うような作品になってくれたらうれしい」と思い入れたっぷりに呼びかけた。
中日スポーツ