「言うことコロコロ変わる」石破首相「夫婦別姓」推進派のはずが慎重姿勢に転換…態度後退にあきれる国民
10月13日、共同通信は同社の第1回衆院選トレンド調査で、選択的夫婦別姓制度の導入への賛否を尋ねたところ、自民党支持層の63.7%が賛成と答え、全体の66.9%に近い結果となった、と報じた。 【写真あり】だらしないと批判が殺到した「石破内閣」 政治担当記者がこう話す。 「自民党は導入推進派の『選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟』(浜田靖一会長)と、導入慎重派の『婚姻前の氏の通称使用拡大・周知を促進する議員連盟』(中曽根弘文会長)とで、真二つに割れています。 連立を組む公明党は積極的な推進派で、立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組も賛成。日本維新の会も独自の別姓選択制を提唱しています。 また、自民党の応援団である経団連は、『海外でのビジネスの際に支障が出かねない』などの理由から、選択的夫婦別姓制度の導入に必要な法律の改正を早期におこなうよう、政府に提言しています。そうした状況からみると、自民党の導入慎重派はやや劣勢という印象を受けます」 慎重派の存在が大きいため、選択的夫婦別姓制度の導入が遅々として進まないと考えていたXユーザーからは、今回の共同通信の調査結果に対して、驚きの声があがっている。 《コレでもう「慎重になる」理由ないよ。日本会議やら統一教会やら、その辺の自民の資金源の都合だけだよ》 《自民支持者でもこんなに支持してるんだから、早く認めれば良いのにね》 《全くもってけしからん。我々日本人は有史以来、夫婦同姓であり… とか本気で思ってる人、いるのかなぁ。》 2021年7月1日時点で、自民党の導入推進派の議連役員名簿には、石破茂首相の名前も記されていた。そのほか、岸田文雄前首相や二階俊博元幹事長の名前もあった。 現・石破内閣の閣僚20人のうち、石破氏を含めて10人の名前が導入賛成の議連役員一覧に掲載されている。その石破首相は、当初は導入賛成だったものの、首相に就任後はトーンダウンの様子を見せている。 「7月29日に出演したBS-TBSの番組で、石破氏は選択的夫婦別姓制度について、賛成の立場から自分の考えを『夫婦が別姓となると家族が崩壊するとか、よくわからない理屈があるが、やらない理由がよくわからない』と述べました。 そして『女性の権利を尊重しないといけないときに、(結婚後に)女性が姓を変える方が圧倒的に多い。別姓でいけることを、法的に担保するのは大事なこと』とつけ加えています。 総裁選期間中の9月には『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出演し、『賛成』のフリップを掲げ『党内でまだ議論が尽くされていないところがある』としながらも『選択制ということなんだから、これを否定する理由はない』と話しました。 ところが、10月7日の衆院本会議の代表質問では『国民の間にさまざまな意見があり、政府としては国民各層の意見や、国会における議論の動向などを踏まえ、さらなる検討をする必要がある』と慎重姿勢に転換。翌8日の参議院の代表質問では『家族の根幹に関わる問題』と発言しました。 あれだけ導入に積極的な意見を言っていたわけですから、どの口が言っているのか、と批判を浴びても仕方ない状況です」(前出・政治担当記者) こうした石破氏の変節ぶりに対しては、Xでも《石破茂首相の意見は変わっている模様。言うことコロコロ変わるんやな.9月の党総裁選では導入に賛成していたが、首相就任後は「さらなる検討が必要だ」と態度を後退させている》とあきれ声があがる始末。 10月12日、日本記者クラブ主催の与野党7党首の公開討論会でも、石破首相は選択的夫婦別姓の導入について「反対を押し切って結論を得ることはしない」と同時に、関連法案の採決時に「党議拘束を外すことにあまり賛成ではない」と述べている。 このまま優柔不断な態度では、国民も判断のしようがないが……。
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