ベンチプレスは180kg、格闘指導官が筋トレする理由「国民のみなさまのためでもあり、男としても強くなりたい」
「自衛隊プレミアムボディ2024」(8月17日、横浜ランドマークホール)には130人を超える自衛官・防衛大学生が集結し、横浜を舞台に熱いステージを繰り広げた。 【フォト】屈強なボディを堂々披露 ヘビークラス王者・池田のステージショット そんな中で、今大会から新設されたヘビークラス(ベンチプレス120kg以上の選手のみが出場可能)で優勝をはたしたのが池田晃士だ。今年で8回目の開催となった自衛隊プレミアムボディだが、池田はなんと初回大会から皆勤賞。優勝も経験する表彰台の常連である。 日頃は格闘指導官として職務にあたり、ベンチプレスの重量は180kg。屈強なボディを携えた男はステージでもひときわ存在感を放っていた。
「力強い筋肉ナンバーワンを決めるカテゴリーということで、新設を聞いた時から絶対に獲りたいと思っていました。叶えられてすごくうれしいです」 コンテストで抜群の成績を残してきた池田だが、鍛える理由は大会が一番ではないとのこと。「より強くなっていくために日々努力していく。そんな感じです。もちろん国民のみなさまのためでもありますし、個人としても強くなりたいですし」と強さを追い求める過程に筋トレがあるのだ。
多忙な毎日の中でも、時間の計画をしっかりとつくり、筋トレのために集中して仕事を終わらせる。厳しい時は簡略化してでもトレーニングを行なうなど、時間の管理を徹底している。 「とくに力を入れている部位は背中ですね。やっぱり背中が強いとコンテストでも競技でもパフォーマンスが上がると思います。あとは前から見えない分、そういった部位も手を抜かず鍛えるのが男かなという美学もあります」 今大会で見事に栄冠を手にした池田は、これからも大会への挑戦を続けたいと意気込む。 「来年は王座を守らないといけないので、よりプレッシャーが大きいと思います。ただ、それも楽しみつつルーティーンを崩さずに鍛えていきたいですね」
取材・文・写真/シュー・ハヤシ