<ボクシング>JBCがIBFトップに亀田大毅の王座空位を要求
■JBCとIBFが共同声明を発表予定 IBFとの提携は継続 今後、JBCとIBFは、今回の事件を踏まえて、共同声明を発表する予定。秋山理事長は「今回の問題についての謝罪と納得のいく事情説明を受けた。すでに決まっているIBFのタイトル戦もあるし、今後、こういう事態が再発しない限り、これからもIBFとの提携は続けていく」と、継続認可が不安視されていたIBFの提携を続けていく方向であることを明らかにした。今日3日には後楽園で、JBCの認可の元、IBF女子世界ライトフライ級王者、柴田直子(ワールドスポーツ)対同級11位、グアダルペ・マルチネス(メキシコ)のタイトル戦が開催される。 おそらく共同声明においては、亀田大毅の「負けても防衛問題」を引き起こしたことに対する、IBF側の謝罪と、ルールミーティング問題に関するIBF側の見解、また今後、二度とこういう問題が起こらないようにするために、JBC及びIBFが鋭意努力を続けることなどが明記されると考えられる。ピープルズ会長も「建設的な話し合いができた」と語った。 また現在、亀田陣営からは、JBCに対して処分の再審査の請求と、第3者委員会の設立要求が出されているが、秋山理事長は「よほど新しい事実がない限り再審査に値しない。倫理委員会と資格審査委員会には外部の識者が入った委員会であるので、第3者委員会の設置に関しても“聞き置く”という段階」とJBC側の見解を明らかにした。いずれにしろ、今回の亀田問題の“元凶”であるIBFトップの来日、謝罪という動きは、今後、再審査から法廷闘争を準備している亀田陣営にとっても大きなマイナス材料になりそうだ。 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)