ライブ16年ぶりもチケット即完 浜崎あゆみが中国で〝ブーム〟のワケ
歌手の浜崎あゆみ(46)が中国ですさまじい人気だ。現在行っている中国ツアーでは、会場のキャパシティーの何倍もの応募が殺到し、チケットはもちろん即完売したというから驚きだ。いったいなぜ今、中国で〝あゆブーム〟が巻き起こっているのか。 浜崎は現在、16年ぶりのアジアツアー「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2024 A ~I am ayu~」の真っ最中。11月1日、2日に中国・上海にあるメルセデス・ベンツアリーナでのライブを成功させ、9日に中国・成都での公演を控えている。 「浜崎さんの中国での人気はとにかくすごいですよ。行きの飛行機が深夜着だったにも関わらず、空港には現地のTA(ファンの総称)が殺到し、ボディーガードが待機していました。また、街の至る所でファンが制作したライブの映像広告が流されていて、その広告を通り過ぎる人たちがスマホで撮影しています」(ツアーに参加したファン) 11月2日の公演は、キャパ1万8000人に対して10万人を超える購入希望者が殺到。急きょ1日の追加公演を発表するも、こちらのチケットも即完となった。万博開会式も行われた歴史あるアリーナの史上最高観客動員数記録を叩き出したという。 早くも大成功間違いなしのアジアツアーだが、実は開催されない可能性もあった。 「今年は浜崎さんの25周年イヤーとあって、すでに47都道府県ツアーやファンクラブ限定ツアーなどを連続で開催しています。ここに海外公演が加わると、本人に無理を強いてしまうという懸念があり、公演を行わないという選択肢もあったようです。それでも、海外のファンに会いたいという浜崎さんの思いに押されて、開催が実現したと聞いています」(芸能事務所幹部) 浜崎は2000年代後半にアジア圏での人気を確立し、07年、08年にアジアツアーを成功させた実績があるとはいえ、中国でのライブは16年ぶり。〝根強い人気〟というにはあまりにも長い空白の期間があるようにも思える。いったいどうやって人気をキープし続けたのか。 「実は08年のツアー後も、中国市場にパイプがある関係者たちのマーケティング戦略で、中国で広告や雑誌に継続的に登場し続けたのです。おかげで現地ではすっかり日本人アーティストの〝顔〟として浸透しているんです。今も熱心なファンは多く、9月に日本国内で行われたファンクラブ限定ツアーにも、多くの中国人が参加していましたよ」(イベント運営関係者) 中国のSNS「Weibo」では300万人超のフォロワーを誇っている。中国では日本の歌姫=浜崎というイメージとなっている。
東スポWEB