染谷俊之「歌詞がグッと刺さって」この時期に聴きたいレミオロメンの名曲は?
「明日からまた頑張ろう」と思える場所
続いて染谷は「お気に入りの場所」について語った。 染谷:僕が小学校時代に過ごした神奈川県横浜市金沢区並木という場所です。観光名所的なものがあるわけではないんですけれど、埋め立て地で、すごく街並みがきれいなんです。統一された団地群で、電信柱がなくて、全部地下に埋めているので景観がすごくきれいなんですよ。僕は小学校時代をそこで過ごしていて、中学校のときに東京へ家族ごと引っ越してきちゃったので、小学校までしか過ごしていません。当たり前だった団地群に今の僕が大人になって戻ると、団地がすごく小さく見えて、夕焼けに照らされた団地のノスタルジックな感じとか、とても素敵な場所だったんだなと思い返されます。時間と心に余裕があるときに車で帰って「明日からまた頑張ろう」という気持ちになれる、そんな街がお気に入りの場所です。 甲斐は「初心に戻れる場所なんですね。子どものときの思い出って少し忘れていたとしても、その場所に行くとけっこう色濃く残っていたり、思い出したりしますよね」と共感する。 甲斐:2、3年に1度くらい並木の街に1人で行き、小さい頃に遊んでいた公園や団地がだんだんと古くなっている様子を見ることで、時代の流れを感じながら今を大事にと頑張る活力にされているそうです。変わらない何かが残っているというだけでも安心感を覚えますよね。
リラックスできるレミオロメンの曲
最後に染谷は「お気に入りの音楽」について語った。 染谷:レミオロメンさんの『3月9日』です。すごくゆったりとした曲調から始まるんですけれども、サビはちょっと激しくなったりして。3月は卒業シーズンなどで環境が変わられる方もけっこう多いと思います。いろいろと不安定なことが起きて感情をかき乱されるというか。『3月9日』はAメロ、Bメロがすごくゆったりとしていて、歌詞がグッと刺さって、(このオンエアの時間帯である)土曜日の昼に聴くととてもリラックスできるんじゃないかと思って、この曲を選ばせていただきました。 番組ではレミオロメの『3月9日』をオンエアした。 甲斐は「この時期にしか見られない情景や空気感が歌詞に詰まっていますよね」と話し染谷の選曲に感謝を示した。 『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「MON CAFÉ FAV STYLE」はアーティスト、俳優、モデルなど、さまざまなフィールドで活躍する人に、その人ならではのライフスタイルのお気に入り、そして音楽をきく10分間。放送は毎週土曜日の12時30分ごろから。