デートのお相手について膳場アナから話を聞こうとした本誌だったが……

10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’04年１月９・16日号掲載の「膳場貴子アナ『離婚後のデート現場』と『指輪』」をお届けする。 【デート撮】すごい……深夜の渋谷で男性と合流した膳場アナが向かった先は…… 現在は『報道特集』（TBS系）のメインキャスター、４月からは関口宏の後継として『サンデーモーニング』（同）をつとめることが発表されている膳場貴子（48）。そんな彼女はNHK時代の’03年11月に紅白の司会に大抜擢される。ところがその直後に’01年５月に結婚した東大の同級生と離婚していたことが明らかになった。 本誌が見た離婚発覚後の彼女のデート風景、そしてデート相手との再婚について直撃したときの〝超塩対応〟とは──。 ◆左手薬指に光っていた〝指輪〟 12月のとある日曜日。都内で知人たちとの飲み会に参加していた膳場アナ（当時28）。夜の10時半頃に電車で帰途についたと思いきや、携帯でメールをチェックし始めた。誰かと連絡がついたらしく携帯で話し始める。ほろ酔い気味の顔が一気に華やいで楽しそうだ。そして渋谷駅に着いた彼女が、日曜の深夜に待ち合わせていた相手とは――。 《彼女が待ち合わせしていたのは30歳前後の男性。雑踏の中で男性の姿を見つけた瞬間、膳場アナの表情は一気に和む。悔しいが、いままで見たことがないほど活き活きとしている。彼は爽やかなスポーツマンタイプ。長身で肩幅もガッシリした印象。深夜、ホロ酔い気分で自宅に帰る途中で、わざわざ引き返すくらいだから、よほど会いたかった人なのだろう。 クリスマスのイルミネーションで彩られた街並みを２人は肩を並べて歩いていく。人けの途絶えた道を、夜景を楽しむかのように、ゆっくり歩く。２人とも満面に笑みを浮かべ、ときおり笑い声も……。いつの間にか、手と手を取り合い、互いにギュッと握りしめている。やっぱり……。手を繋いでデートする男性は、すでに存在してたというワケね。結局、そのまま２人は、夜の渋谷の街に消えていった――。》 その数日後、本誌はさらに衝撃的な光景を目撃する。仕事を終えて帰宅する膳場アナの左手薬指に指輪が光っていたのだ。 彼女の離婚が発覚したのは11月のことだった。先日デートしていた男性と、もう再婚ということなのだろうか。本誌は膳場アナに直撃取材。当時の記事の一問一答だ。 《――フライデーですが……。 「（いきなりムッとして）広報を通していただかなければ、何もお答えできませんし、いまお答えする気もありません。（いま撮影された）写真も私としては掲載されないことを望みます」 えっ。なんで？ まだ何も聞いていないのに……。あまりに毅然とした態度に、少々ビビってしまう。でもそのクールな表情がまたいいんだよねぇ。なんとかして会話の糸口を掴まねば。 ――あの『紅白』の司会、がんばっ……。 「フッ（鼻で笑う）。それは、いま関係ありません」》 これまで何人もの女性アナウンサーに取材をしてきた本誌も、これまでに遭遇したことのない強硬さ。あまりの手ごわさに尻尾を巻いて引き下がるしかなかったのだった……。 ’05年10月に膳場は同じ東大卒で大手電機メーカー勤務の男性と２度目の結婚。海外駐在だった夫と暮らすために’06年３月にNHKを辞めてロンドンへ移住する。 だが、膳場は同年９月にはTBSと契約して『筑紫哲也 NEWS23』のサブキャスターに就任。２番目の夫とは’07年に離婚したという。その後『NEWS23』のメインキャスターを長年つとめたが、’16年３月に３度目の結婚で授かった第１子の産休から復帰したのを機に降板。現在は『報道特集』でTBSの〝報道の顔〟として活躍している。 本誌直撃取材への毅然とした対応ぶりは、現在キャスターとして活躍する彼女の片鱗を垣間見せていたのかもしれない。