露地桃「はなよめ」岡山県で出荷始まる ほんのりピンク、みずみずしい夏の味覚
岡山県内で最も早く収穫される露地栽培の桃「はなよめ」(わせ品種)の出荷が12日、県内最大の産地の倉敷市玉島地区で始まった。ほんのりピンクに色づいた夏の味覚は、13日には県内外の百貨店やスーパーにお目見えする。 JA晴れの国岡山玉島北ピーチセンター(同市玉島道口)によると、同地区では約200戸が100ヘクタールで露地桃を栽培し、うち50戸がはなよめを手がけている。 農業山下洋輔さん(38)=同市=は自宅近くの畑10アールで育てる。午前6時ごろから、先端が赤くなった実を傷が付かないように丁寧にもぎ取り、籠に詰めていった。 山下さんは「甘みが詰まって歯応えもあり、いい出来。みずみずしい岡山の味を楽しんでほしい」と話していた。 浅口市でもはなよめを初出荷。近く別のわせ品種「日川白鳳(はくほう)」が出始め、7月上旬から中旬にかけて「白鳳」「清水白桃」の出荷が始まる。