イオン浜松志都呂で「100万人のクラシックライブ」 音楽あふれる街へ
イベント「100万人のクラシックライブ イオンモール浜松志都呂×SSC」が12月21日、イオンモール浜松志都呂(浜松市西区志都呂2丁目)1階セントラルコートで開催される。主催は、イオンモール浜松志都呂と設備設計会社「エスエスシー」(中区向宿)。(浜松経済新聞) 「100万人のクラシックライブ」は、2015(平成27)年に設立した一般社団法人。「日常に音楽があふれる街を目指して」をコンセプトに掲げ、全国で音楽の普及活動を展開している。団体名は「1年間に100万人に音楽を届けたい」との思いに由来する。 エスエスシーの齊藤隆幸社長は3年前から同団体に所属。「『音楽の街』としてブランディングを推進する浜松市こそ、『100万人のクラシックライブ』の活動を応援すべき」と同団体の理念に共感したのがきっかけという。齊藤社長は所属後、浜松市内のショッピングモールや子ども食堂を会場にイベントをサポートしてきた。イオンモール浜松志都呂でのライブ開催を耳にして今回、同社として初となる共催を決めた。「大きなコンサートを開くだけでなく、子どもや年配者まで誰でも気軽に音楽を楽しめることが大切。日常生活の中に音楽が溶け込むような街を目指したい」と意気込む。 イベントでは、ピアノとバイオリンのプロミュージシャン2人が30分間の演奏を行う。冒頭に「100万人のクラシックライブ」の理念を紹介してから演奏を始める。バイオリン奏者の久永彩加さんは、「岐阜市民芸術祭洋楽部会推薦リサイタルシリーズVol.13」出演や、「清流の国ぎふ文化祭2024」開会式で天皇皇后両陛下の前で演奏した経歴を持つ。現在は県内中学校で管弦楽部の講師としても活動している。 ピアノ奏者の高見秀太朗さんは「音楽で心をつなぐ」をテーマに全国60校以上で音楽科授業を行い、子どもたちへの取り組みに力を注ぐ。第19回日本クラシック音楽コンクールで最高位、世界クラシックコンクールで第2位に輝いた経歴を持つ。イベントではトークセッションも企画し、演奏者と観客が近い距離でコミュニケーションを図れる場を設ける。「音楽を身近に感じられるのもこのイベントの魅力」と齊藤社長。演奏は午前と午後の2回公演(13時~13時30分、15時~15時30分)を予定する。 齊藤社長は「今後も定期的に開催できるよう、この思いに賛同する仲間を増やしていきたい。ライブではとにかく音楽を楽しんでほしい」と話す。 入場無料。
みんなの経済新聞ネットワーク