「500万円の掛け軸」を親から譲り受けることに。これって「税金」はかかる?
相続税の税率は?
相続税には「基礎控除」というものがあり、その範囲内であれば相続税は発生しません。 基礎控除額は「(3000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)」で計算できます。 例えば、法定相続人が3人いる場合は4800万円まで相続税がかからないことになるため、ほかの財産と合計しても4800万円以内であれば、税金の心配はいらないでしょう。 相続税が発生する場合は、課税価格の合計額から基礎控除額を差し引いて課税遺産総額を算出し、相続人ごとの法定相続分に税率を乗じて相続税の総額の基となる税額を算出します。相続税の税率について、表1にまとめました。 表1
※国税庁「タックスアンサー(よくある税の質問)No.4155 相続税の税率」を基に筆者作成 相続税の基礎控除を引いた金額に、表1の該当する税率をかけて控除額を引くと、納めなければならない税金が分かります。
掛け軸の価値の確認方法は?
親から譲り受けた掛け軸に本当に500万円の価値があるかどうかを調べるには、実売実例価格を参考にする方法があります。インターネットや市場で同様のものが販売されていないかをチェックしてみましょう。また、その分野の専門家に鑑定してもらう方法もあります。
500万円の掛け軸を譲り受けたときは贈与税や相続税がかかる可能性がある
親から500万円の価値がある掛け軸を譲り受けたときは、贈与税や相続税が発生する可能性があります。それぞれの計算方法について確認しておくといいでしょう。 掛け軸の価値を調べるには実売実例価格を参考にしたり、専門家の鑑定を受けたりする方法があるので、検討してみることをおすすめします。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 10.贈与税はどんなときにかかるか 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.4155 相続税の税率 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部