トランプ勝利で若者は落胆…大統領選疲れはセルフケアで癒やす(シェリーめぐみ)
【ニューヨークからお届けします】 トランプ元大統領の勝利で終わったアメリカ大統領選。特に多くがハリスを支持していた若者たちの間では、落胆と疲れが広がっています。それをセルフケアで癒そうという記事やSNS投稿も目につきます。 米大統領選勝利で株価急騰1000円高!「トランプ買い」いつまで続く? 専門家が先行き占う 選挙後のセルフケアのハウツーをインスタグラムに投稿したのは、dosomething.orgという若者のボランティア団体です。 「悲しみから逃げなくていい。悲しい時には悲しもう。時間がかかってもかまわない」「1人で落ち込まないで、誰かに思いを打ち明けよう。日記に書くのもいい」「お風呂に浸かって何もかも忘れよう。瞑想もおすすめ」 同じ思いの人と時間を共有したり、悲しんでいる人の話を聞いてあげる。料理やエクササイズに熱中したり、ネットフリックスを一気観して気分を変えることなども提案しています。 ニューヨークのローカル紙、ニューヨーク・デイリーニュースの記事では、まず深呼吸することを薦めています。次に体を動かすこと。ストレスによって発生したエネルギーを使い果たすだけでなく、体は脅威にさらされていないというメッセージを脳に送るために役立つのだそうです。エクササイズ、ダンス、カラオケなど何でもいいと書かれています。さらに、選挙結果についての情報満載のSNSを延々と見続けるのをやめることなどを薦めています。 同じくローカル紙のニューヨーク・ポストでは、政治の街ワシントンにあるジョージタウン大学に「セルフケア・ルーム」が設けられていると報道。その部屋では、学生はミルクやクッキーを楽しみながら、塗り絵やレゴで遊ぶことができるということです。 以前お伝えしたように、アメリカ人の6割、中でもZ世代の7割近くは大統領選からストレスを受けています。筆者もこれを書きながら、今夜はお風呂にゆっくり浸かろうと考えています。 (シェリー めぐみ/ジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家)