井浦新、板谷由夏との共演に「絶対的な信頼、安心感」大河ドラマでの夫婦役を振り返る
俳優の板谷由夏と井浦新が12月5日、都内で開催された「Precious WATCH AWARD」発表・贈賞式に登壇。互いの印象や、夫婦役で共演した大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)のことなどを語った。 【写真】板谷由夏は背中全開のセクシーなドレスで登壇 ■板谷由夏&井浦新が「時の人賞」 その年の新作時計の中から、真に価値のあるラグジュアリーな時計をカテゴリー別に選出する同賞は、小学館の「Precious」「MEN'S Precious」が独自の視点、各界の目利きによる審査により、今年の新作ウオッチを表彰。さらに、今年最も輝いた時を過ごした人に贈られる「時の人賞」に板谷と井浦の二人が選ばれた。 井浦は「私は今年50歳を迎えました。50歳になってもこのような時の人と称される、このような賞を頂けたのも、日々生活を共にしている家族や仲間たち、毎日仕事を一緒にサポートしてくれている事務所の皆さんのおかげで、このように仕事を毎日、この1年を駆け抜けることができましたし、重ねて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。節目の年に励みになりました」とあいさつ。 板谷は「こんなすてきな賞をありがとうございます。まさか、そんな時の人だなんて…本当に本当にうれしいです。2024年、本当にあっという間で、仕事としてもいろんなトライができた年でしたし、いろんな出会いもありました。新さんは今年50歳だとおっしゃっていましたけど、私は来年50歳になります。50歳を目の前にして、人として、女性として、いろんなことを考える1年だったなっていうふうに思います。やはり体力の低下も感じますし、これから何を自分が目標にして、今後50歳、60歳を過ごしていくのかっていうことを改めて考える1年になったので、そういった意味では、こういった賞を頂けて、背筋が伸びる思いと言いますか、とても勇気が持てる気がいたします。本当にありがとうございます。来年も頑張ります」と笑顔で心境を語った。 ■板谷由夏「私たちの仕事は新しい出会いと、その出会いをいかに結ぶか」 また2024年について、板谷は「新さんとも挑戦した大河ドラマもありましたし、そういった意味では、私たちの仕事って、やはり出会い、新しい出会いと、その出会いをいかに結ぶかとだと思うんです。2024年もさまざまな出会いがありましたし、そういった意味では毎年とても大事な年なんですけど、今年もとても大事な年になったなと思います」と振り返る。 一方、井浦は「今年はとにかく今までで一番感じたことのないぐらいあっという間に過ぎていったなって思います。日々、忘却しないように、自分の意識を、ただただ時間が過ぎていくっていうようにならないように、エネルギーを特に使っていたなと思います」と、多忙だった1年間を回顧。 「参加したドラマが3作品、映画も公開が5作品、とにかくいつも台本を読んでいた1年だったような気がします。俳優の仕事を始めてから感じることなんですけども、“今が一番忙しいのかな”って思う瞬間を、本当にありがたいことに毎年更新させてもらえているんです。なので、2024年は本当に今までの中で一番忙しく、充実していた年になっているっていう実感があります」と明かした。 ■板谷由夏「いとおしい時間を平安時代で表現できたのは宝物」 大河ドラマ「光る君へ」での夫婦役が話題となった二人だが、井浦は「そもそもこの作品がはじめましてではなくて、ありがたいことに僕たちは友達として時間を重ねさせてもらえています。なので、絶対的な信頼、安心感を持って夫婦役を演じさせてもらえたので、まず本当に板谷由夏さんと一緒だからこそできる夫婦の形っていうのが挑戦できるなって最初から思っていましたね。案の定、撮影が始まれば、一瞬にして夫婦の距離感だったり、細かな温度感だったりを2人で表現できることがもうたくさんあったので、やっぱり由夏さんで良かったなって本当に思いました」と、板谷との共演への思いを吐露。 板谷も「お芝居って言葉に出さないキャッチボールと言いますか、会話ができるかできないかっていうところがあると思っているんですけども、新くんとはそういった目に見えないところでの会話が、言葉にしなくてもいい会話がきちんとできる役者さんだと思っていて。私もそういうところがあるので何にも不安はなくて。10年前に『同窓生~人は、三度、恋をする~」(2014年7~9月、TBS系)で親友役をやったんですね。それから久しぶりの共演だったんですけど何も変わらず、井浦新くんはそこにいてくれるだけで旦那さまでいてくれました。夫婦でいられて良かったなっていう、いとおしい時間を平安時代で表現できたっていうのは、すごく宝物になりました」と、共演した感想を述べた。 ■「好きが高じて作り始めている」井浦新が時計への思い語る また、時計を身に着ける際のこだわりを聞かれる場面も。板谷は「ジュエリーの一部だと思っているところがありまして、ないと不安なんですね。節目節目にご褒美で自分へのプレゼントにすることもあります」と語る。 井浦は「時計は必需品なので、僕は場面によって合わせていく。アクセサリーとしてもファッション的に楽しむ時と、例えば自然の中に入っていく時に身につける時計だったり、あとは都会だったり、このようなフォーマルな場所であったり、場面場面で時計を変えていくのがやっぱり楽しいです。時計を楽しみながら何十年もたつけれども、きっと飽きることがないので、時計ってもう生活の一つなんだなっていうふうに感じていますし、好きが高じて今は自分でも場面に合った、目的に合った時計を作り始めたりとかしたり、時計はとても好きなものの一つです」と、時計のこだわりを明かした。 ■井浦新、2025年は「2024年を超えていく1年に」 最後に来年の抱負を聞かれ、井浦が「過去も未来もどちらも大事なんですけれども、僕は俳優のお仕事をやらせていただいてからずっと大事にしてきているのが、とにかくぶれずに真っすぐっていう、真っすぐ進んできています。なので、2025年も自分の心が向かっていく先がぶれずに、同じように真っすぐ進みながら、最高潮に忙しかった2024年を超えていく1年にしていきたい」と回答。 そして、板谷は「正直、私は今ぶれまくりで(笑)。それは50歳を迎えるっていうことも含め、女性としても転換期を迎えるということも含め、今悩んだり、オロオロしたり、モヤモヤしたり、そういう時期なんだなっていうふうに思いながら過ごしているのが正直なんですね。なんですけど、そこを抜けないと、この先の50代、60代がエンジョイできないっていうのも分かっているので、今どういうふうにそこと向き合って、どういうふうに進んでいくかっていうことを考えている時期です。来年もきっとそういった1年になると思うので、出会いを大事しながら、お仕事一つ一つを大事にしながら、自分のこともこれからの人生のことも大事に考えながら、来年も進んでいけたらなと思います」と語った。 なお、今回の全部門ランキングは、12月6日発売の「Precious」1月号に掲載される。