本土最南端のクラフトビール工房とJALがコラボ こだわりの味とラベルで南大隅の魅力をPR
鹿児島県南大隅町のクラフトビール工房「ハニーフォレストブリューイング(HFB)」と日本航空(JAL)が、コラボ商品を開発した。半島地域の素材を生かしたビールを世界につながるJALのブランド力を生かして、幅広く売り出す。ラベルと商品名を世界仕様に変え、工房やイベントなどでの11月中の販売を目指す。 【写真】世界仕様のラベルのクラフトビールを世界に売り出す相羽ゆかさん(右)とJALの吉村真鈴さん=南大隅町根占のハニーフォレストブリューイング
食のブランド化を進め、地域の認知度向上や誘客促進につなげる国の事業。工房の相羽ゆかさん(55)と、鹿児島市出身の客室乗務員で、生産者らと連携して課題解決に取り組む「JALふるさとアンバサダー」の吉村真鈴さん(27)が、7月から取り組んできた。 ビールは、町内産かんきつとニホンミツバチの自家製蜂蜜を使い、香り高く爽やかなのが特徴。商品名は「Honesty」と名付け、「生産者が真心を込め、誠実に造ったHFBのビール」との意味を込めた。辺塚だいだい、大将季、タンカンの3種類があり、ラベルは雄川の滝や佐多岬などの観光名所をデザインした。330ミリリットル瓶で800円から。 商品の交流サイト(SNS)での告知の打ち合わせのため、21日に工房を訪れた吉村さんは「クラフトビールを通して、地域の魅力を知ってもらう機会につながればうれしい」。相羽さんは「最南端、星空、南風エールと、南大隅の特徴を示すサブタイトルにもこだわった。ビールを飲みに、町に多くの人に足を運んでもらいたい」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島
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