山崎育三郎が考える究極のエンターテインメントショー!ロバート秋山、幾田りら、花總まり、氷川きよし+KIINA.と豪華コラボレーション! 『ニッポン放送開局70周年 THIS IS IKU 2024 日本武道館』
山崎育三郎がパーソナリティを務めるラジオ番組、ニッポン放送『山崎育三郎の I AM 1936』(毎週土曜21時30分~)から生まれたライブイベント「THIS IS IKU」。6回目となる「THIS IS IKU 2024 日本武道館」が、2024年11月23日に日本武道館で開催された。ゲストに秋山竜次(ロバート)、幾田りら、花總まり、氷川きよし+KIINA.を迎え、一夜限りの豪華コラボレーションを展開。山崎育三郎が考える"究極のエンターテインメントショー"を繰り広げた。 【写真を見る】王子様のような白いタキシード姿で登場した山崎育三郎 客席が暗転すると山崎とスタッフがハワイでゴルフを楽しんでいるVTRが流れ始める。大至急日本武道館に向かうこととなり、スタッフが呼び寄せた宇宙船にゴルフクラブ片手に乗り込み、宇宙船が武道館に直撃するまでの様子が映されており...。大きな爆発音が鳴りステージに照明が当たると、宇宙船内に持ち込んでいたゴルフクラブを構えた山崎が、王子様のような白いタキシードの胸に赤い薔薇を刺したゴージャスな姿で登場。ナイスショットを打ち、1曲目の「Witch GAME」でイベントがスタートした。 MCでは耳に手をかざして、ファンからの「いっくん!」という声援を求める山崎。その声に応えるように「明日も仕事がありますが、そんなの関係ない!すべてを出し切ります!」「最後まで楽しんでいってください!」と呼びかけ、会場を温めた。 そして、『山崎育三郎のI AM 1936』内の弾き語りコーナー「いっくん、ちょっとこれ歌って!」にて即興で披露してきた400曲以上の楽曲から厳選し、「A・RA・SHI」「LA・LA・LA LOVE SONG」「Choo Choo TRAIN」「香水」「Tomorrow never knows」「青いベンチ」「ボクの背中には羽根がある」「if...」「Lemon」「ドライフラワー」「最後の雨」「島人ぬ宝」「恋」「め組のひと」「Bling-Bang-Bang-Born」の15曲を、思い出の写真とともにメドレーで歌唱した。 今回のイベントのテーマは「THIS IS IKU」にとって4年ぶりとなる、山崎が独自の目線で"賞"を授与する"IKU AWARD"。最初に「海外のビッグアーティストにお越しいただいています」と山崎に呼び込まれたのは、ロバート秋山扮するアジアン・エンターテイメント界の巨星、ペリー・キー。「最優秀6000年に1人のアジア・スター賞」として表彰され、一言を求められると「抱かれたいアジア人No.1だから、今日集まった人(山崎のファン)全部持ってっちゃうよ!」と宣戦布告。その一方、ペリー・キーの母、さらにフィアンセの母も山崎のファンだそうで、このイベントに観客として参加しており「俺の母を虜にするのはやめろ!」と訴えた。 「帝~TIRO・TIRO・TIN」「サファイヤの馬車道」「俺はASIAのディスコ☆スター 2022」の持ち歌3曲を披露した後は、ステージ上で山崎とストラックアウトで対決することに。ただ、少年野球で全国大会に出場した経験もある山崎に対し「自分の特技に持ち込むのはやめろよ!」と苦情が止まらない。しかし、ペリー・キーが2枚抜き、山崎が0枚という結果になり、動きにくい衣装のせいにする山崎に「負けを認めろよ!」とニヤリ顔。最後に山崎と一緒に「君は薔薇より美しい」を披露し、本当に山崎のファンを魅了していた。 続いて「最優秀アーティスト賞」に選ばれ登場したのは、幾田りら。「このような歴史ある賞をいただけて、本当に光栄に思います。物心ついた時から歌うことが大好きで、それがこういう日に繋がっていたんだなと思います」と、受賞の喜びをコメントをする幾田。ペリー・キーとは違い、近々本当にアジアツアーが始まるという忙しい中で「なぜ出演してくれたんですか?」と山崎が聞くと、幾田は「個人的に何度もライブに足を運んでいて、実は私の母も育三郎さんが大好きなんです」と、まさかの幾田の母も山崎のファンであることが明らかとなった。 そんな幾田との"いくいくコンビ"で、「ぜひ山崎さんとデュエットしたい」とリクエストした「輝く未来」をコラボレーション。そして、幾田が「なんて音楽って楽しいんだ」と思ったという、山崎育三郎のアルバム「The Handsome」収録曲の「LIKE、重ねていく feat.幾田りら」を2人でステージ初披露し、美しい歌声を会場に響かせた。 山崎が「ずっとオファーし続けていた」というアーティスト・氷川きよし+KIINA.が続いての表彰者。「最優秀歌唱賞」に選ばれた氷川は、トロフィーを大事そうに胸に抱き「本当に嬉しいです。もう思い残すことはありません!」と喜びを語る。 歌番組で共演したことが縁で、連絡先を交換して交流を続けているという山崎と氷川。山崎は氷川と「今日どうしても一緒に歌いたい曲があった」と言い、学生時代に祖母からいつも「育ちゃん歌って」とリクエストされていたという「箱根八里の半次郎」と、「きよしのズンドコ節」をメドレーで披露し、さらに井上陽水・安全地帯の名曲「夏の終りのハーモニー」を一緒に歌うと、山崎は「夢が叶った!嬉しい!」と顔をほころばせた。そして氷川はセンターステージへ移動し、ソロで「限界突破×サバイバー」も披露。力強い歌声で会場を沸かす氷川、山崎も赤に染めたペンライトを振って観客を盛り上げていた。 最後のゲストは、山崎とミュージカル『エリザベート』にて共演した花總まり。「最優秀ミュージカル女王賞」として表彰され「こんな素晴らしい賞をいただき、人生で一番の喜びでございます!」と満面の笑みで喜びを語った花總は、日本武道館のステージに立つのはこれが初めて。「育くんのおかげです」と言い、さらにイヤモニ(インイヤーモニター)を付けるのも初めてだそうで、「さっきハマらないと思ったら、右左逆だったの!」とお茶目な一面を見せて観客をほっこりさせた。 そんな花總とは「ホール・ニュー・ワールド」「私が踊る時」「私だけに」「愛のテーマ」といったミュージカルの楽曲をデュエットで披露。見つめ合って歌う2人の姿に、観客もうっとり。歌唱後、『エリザベート』での共演時を思い出したと言う花總は「懐かしい気持ちになりました」と語り、山崎も公演時を振り返ってしみじみとした表情を浮かべていた。 余韻が残る中、急にステージが暗転すると、スクリーンにてミュージカル『モーツァルト!』出演者からのメッセージVTRが流れる。山崎はヴォルフガング・モーツァルト役として出演していた同作を、一昨年に卒業。そこで今回"モーツァルト!卒業メドレー"と題したスペシャルなステージを展開することに。 花總まり演じるナンネールとの掛け合いで始まり、1曲目の「赤いコート」から「僕こそ音楽」「残酷な人生」「愛していれば分かり合える」「何故愛せないの?」など『モーツァルト!』を代表する名曲が並び、役を演じていた頃の思いが込み上げて涙を浮かべながら歌う場面も。メドレーの最後の楽曲「影を逃れて」では「音楽を志す後輩にチャンスを与えたい」という山崎の思いで160名を超えるクワイヤを背負って歌い、実際のミュージカルさながらの圧巻のステージを繰り広げた。 そんなクワイヤたちの歌声が合わさり、いつもより豪華バージョンとなった「On Your Side」も披露。一緒に手を振る演出で、会場を一体感に包み込んだ。 アンコールでは、1か月後はクリスマスということで、ゲストをもう一度ステージに呼び込み「赤鼻のトナカイ」や「ジングルベル」「サンタが町にやってくる」といったクリスマスソングメドレー。山崎からの少し早いクリスマスプレゼントに、観客は笑みを浮かべて喜んだ。 さらにこの日はロバート秋山の「思春期の目」を他のゲストにも出番の最後にやってもらうという流れができていたのだが、全員がステージに揃った時にも「みんなで思春期の目をしましょう」と山崎が提案。クワイヤ約160名も一緒に思春期の目をするというシュールな様子に、客席は大笑い。 盛り上がった後は、再び山崎ひとりのステージとなり、最後の曲「Keep in touch」へ。美しく伸びやかな歌声を響かせて観客を熱狂させた山崎は、「この1年も皆さんに支えてもらったおかげで、充実した素敵な年になりました。来年は新作ミュージカルもありますし、来年以降も楽しみにしていてください。良いクリスマスを、そして良い年をお迎えください!」と挨拶。客席に向かって投げキッスを送り、大歓声に包まれるなかイベントは幕を閉じた。 イベントの最後には、2026年春に7回目の「THIS IS IKU」が開催されることも発表された。
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