大谷翔平ドジャース大勝で逆王手…崖っぷち、貴重なタイムリーで雄たけび ドジャー・スタジアムへ帰還し運命の第5戦へ
◇9日(日本時間10日) ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 パドレス0―8ドジャース(サンディエゴ) ◆崖っぷちの大谷翔平、タイムリーに吠えた【写真】 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・指名打者」で先発出場し、3打数1安打1打点、2四球だった。チームは初戦以来の2勝目をあげてタイとし、3年ぶりリーグ優勝決定シリーズ進出へ逆王手をかけた。第5戦は移動日を挟んでドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで11日(日本時間12日)に行われる。 崖っぷちのチームに弾みをつける一打が飛び出した。1点リードの2回、ラックスの四球、E・ヘルナンデスの中前打で1死一、三塁としながら、9番テイラーは空振り三振。2死となって大谷が先発右腕シースの初球の外角スイーパーを振り抜き、一、二塁間を破った。ブルペンデーで小刻みに投手をつなぐチームにとって、何としても得点がほしかっただけに、価値ある一打となった。 初回は二ゴロ、4回は左腕モレホンから四球、6回は四球。8回は左腕ペラルタに三振だった。 チームはベッツの本塁打で先制。2回には大谷、ベッツの適時打、3回にはスミスの2ランで加点。7回にスクイズなどで3点を挙げて突き放した。投手陣は継投で、勢いに乗るパドレス打線を封じた。 大谷は2敗目を喫した8日の第3戦後に「後がない感覚自体が今の僕には特にない。もう2連勝すればOKというゲームだと思う」と不動心を強調。MVPトリオの一角のフリーマンが試合開始直前にスタメンを外れるなど窮地だったが、投打とも一丸の戦いで、最終第5戦を戦う権利をつかんだ。
中日スポーツ