【味噌の購入量も減少】「好きだけど…」味噌汁を家で作らなくなってきた人たちの事情 「一人暮らしにはコスパが悪い」「作り置きしづらい」「年齢とともに塩分が気になって」
すれ違い生活で作らなくなった
手間がかかるという声が続いたが、他の意見もある。埼玉県在住のEさん(20代女性)は、今年の2月に入籍したばかりの新婚。共働きで生活時間がずれることも多く、食事作りはとにかく時短というEさんにとって、味噌汁を作るのは「ハードルが高い」と言う。 「私は味噌汁が好きなのですが、夫はあってもなくてもいいというタイプ。最初は頑張って作っていたのですが、帰宅時間がずれたりすると作り置きの味噌汁はおいしくないこともあって……と、作らなくなりました」 今では、味噌は冷凍庫に眠らせたままになっているというEさん。 「インスタントの味噌汁を常備していて、どうしても飲みたくなったらそれを愛用しています。茄子入りとかきのこ入りとか具材もいろいろあって、便利ですよ。家で作らなくなったからこそ、回転寿司とか、外食で頼めるチャンスがあると必ず頼んでしまいますね」(Eさん) 家で作るものだった味噌汁は、だんだん「外食」で口にするものになりつつあるのだろうか。