「ベルセルク」海外で勝手にアニメ化 白泉社が〝怒り〟の声明文 「許諾しておりません」
ダークファンタジー漫画の名作「ベルセルク」を出版する白泉社がこのほど、X(旧ツイッター)の公式アカウントを更新。「ベルセルク」が無断でアニメーション化されていることに対し、声明文を発表した。 【写真】ベルセルクの新作アニメ制作を発表しているStudio EclypseのX ベルセルクの公式アカウントでは「読者の皆様へ」と題して、「ベルセルクのアニメーション製作が以下のXアカウント及びウェブサイトにて告知されていますが、著作権者である三浦建太郎(スタジオ我画)は許諾しておりません」と許可なく発表されているものだと公表。また、「使用されている映像も無許可のものです」と併せて伝えた。 白泉社が声明を向けたのは「Studio Eclypse」と名乗る海外のアカウント。7月2日にはベルセルクを想起させる映像を投稿し、「2025年に第一話を公開する」と伝えている。その後も画像を投稿し、進捗(しんちょく)を伝えていた。9日を最後に投稿はされておらず、12日夕方の段階では白泉社の声明に対する反応等は出されていない。 ベルセルクは三浦建太郎さんが月刊ヤングアニマルで1989年から連載した漫画作品。過去には2度テレビ放送(1997年、2016年)され、劇場版でも公式にアニメ化されている。三浦さんは2021年に急逝。未完のまま終了するかと思われたが、三浦さんの親友で生前に最終回までの構想を聞かされていたという漫画家・森恒二氏が監修、三浦さんの作画スタッフが所属する「スタジオ我画」が携わることで22年に連載が再開した。 (よろず~ニュース編集部)
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