報道陣の質問に答える斎藤元彦知事＝１９日午前、兵庫県庁（撮影・門田晋一）

　兵庫県の斎藤元彦知事は１９日午前、自身に対する不信任決議案が同日開会の県議会に提出されるのを前に、記者団の取材に応じた。不信任案可決後の対応を問われた知事は「どのような判断をするのか、タイミングを含めて熟慮していきたい」と述べた。 【写真】斎藤元彦兵庫県知事の辞職を求め、４会派などが服部洋平副知事に手渡した申入書 　不信任案が可決すると、知事は１０日以内に議会を解散するか、失職するかの判断を迫られる。知事は自らの進退について「３年前にいただいた県民の付託があるので、しっかり改革を進めたいというのが私の思い」と改めて続投の意思を示した。一方、「不信任案は法律に基づく大変重い議決だ」とも話した。 　また、「議会解散や辞職などの判断はいつするのか」との質問には、「そこはまだ分からないが、まずは補正予算案を成立させ、不信任案についてはその結果を見て判断したい」と語るにとどめた。（杉山雅崇、門田晋一）