神村学園が苦しみながらも神戸弘陵を下し、2年連続でベスト8進出【3回戦】
第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、神村学園(鹿児島)対神戸弘陵(兵庫)が1月2日に等々力陸上競技場で行なわれた。年代別代表やプロ内定選手を擁する神村学園に対し、神戸弘陵がテクニカルなサッカーで攻め込んだが、終盤に勝ち越し点をもぎ取った神村学園がベスト8進出を果たした。 【写真】ハイレベルな攻防を繰り広げた神村学園と神戸弘陵 ■2024年1月2日 全国高校サッカー選手権3回戦(@神奈川・等々力) 神村学園2-1 神戸弘陵学園 得点:(神村)新垣陽盛、名和田我空 (神戸)石橋瀬凪
今大会屈指の好ゲーム
前半は優勝候補の神村学園に対し、神戸弘陵が主導権を握った。高い技術を生かした華麗なパスワークで敵陣に侵入し、守備でも右SBの阪上聖恩がU-17日本代表の吉永夢希を封じた。しかし前半にゴールは生まれず、スコアレスのまま後半に突入すると、ハーフタイムに有村圭一郎監督から檄を飛ばされた神村学園が先制。開始早々の42分、吉永が左サイドから鋭いクロスを送り、GKが弾き切れなかったボールを新垣陽盛が押し込んだ。 対する神戸弘陵もギアを上げ、直後の46分、左CKに石橋瀬凪が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の攻防が繰り広げられる中、神村学園が71分にセットプレーから名和田我空が勝ち越し点を奪い、そのまま逃げ切って2年連続での8強入りを決めた。
サッカーマガジンWeb編集部