大谷翔平、自己最長“150メートル弾”放った左腕と再戦 Dバックス戦「2番・DH」で先発出場
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(29日・米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド) 【動画】「何十本、何百本も打てるように頑張りたい」大谷翔平、決意表明の肉声…ドジャースが公開 ドジャース・大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日・午前10時40分開始予定)、敵地・Dバックス戦に「2番・DH」で先発出場する。3試合ぶりの8号で、日本出身の選手としてド軍最多本塁打記録の更新を狙う。 これまで同記録保持者は沖縄県生まれのロバーツ監督の7本だったが、大谷が26日(同27日)の敵地・ブルージェイズ戦で初回に7号先制ソロを放ち、加入後わずか28試合で指揮官に並んでいた。「そこ(監督超え)を目標に頑張っているので」と話しており、直近のモチベーションになっている。 Dバックス先発の左腕・ヘンリーとはエンゼルス時代の昨年6月30日(同7月1日)にも対戦し、右翼席へ自己最長となる飛距離493フィート(約150・3メートル)の30号ソロをマークした相手だ。チェイスフィールドでは過去5試合ノーアーチだが、衝撃の“再現弾”となれば、25球場目の制覇となる。 26日(同27日)から28日(同29日)は“因縁”のトロントでの試合だった。昨オフ、ブルージェイズはFAだった大谷の移籍先の有力候補の一つだった。最終局面で「大谷がトロント行きの飛行機に乗った」と誤情報が飛び交ったこともあり、ドジャース移籍後初対戦だった3連戦は大ブーイングが浴び続けた。それでも、初戦の初回にいきなり先制ソロ。2戦目は花巻東の先輩・菊池から自己&球団&今季メジャー最速の球速度119・2マイル(約191・8キロ)の右前適時打を放った。3戦目こそ4打数無安打で3試合ぶりのノーヒットに終わったが、特大の中飛もあり、打撃の状態は悪くない。 ここまで30試合で打率3割3分6厘、7本塁打、18打点。昨年9月に受けた右肘手術の影響で今季は打者専念となるが、対戦した雄星が「(投手としての登板がない分)疲労の度合いも違う。とんでもない数字がシーズン後に残っているんじゃないかな」と予言するほどの好スタートを切っている。試合前の時点で二塁打、塁打、長打数は両リーグ3冠。敵地9連戦の最終カードでも、誰もが驚く弾道を描く。
報知新聞社