【住之江ボート・GPシリーズ】前田将太 SG初Vで満面の笑み「泣かんと決めとったんで」
ボートレース住之江のSG「グランプリシリーズ」の優勝戦が22日、11Rで行われ。前田将太(36=福岡)が逃げ快勝。7回目の優出で初のSGタイトルを手にした。 得点に優遇措置があるグランプリのトライアル1st敗退組を制しての予選トップ通過と、V戦1号艇ゲット。その優勝戦は5年連続で1号艇=インが敗れており、波乱ムードもあったが、前田は問題にせず、堂々の逃げ切りだった。 コンマ09のトップスタートは「全速! じゃないかも!?(笑い)」と振り返るが「いつもの1号艇の感覚。なんなら2日目のイン戦(1着)の方が緊張したかも」とプレッシャーを受けることなく、V街道をひた走った。 「SGを取っても泣かんと決めとったんで」と受け答えは笑顔。「うれしいのはクラシック(来年3月=地元若松)の権利が取れたことだけ」と大仕事を成し遂げても、浮かれた様子はみじんもない。 「なるようにしかならんのスタンス」を「それじゃいかん」と変えた途端に「F(11月、尼崎G1ダイヤモンドカップ準優)したりレースもちぐはぐになった」とリズムを崩し、「自然体!」に戻した途端にSG制覇。前田は自分に合った〝ゆったりモード〟で「常に(グランプリの)18人に入りたい」という目標にまい進する。
東スポWEB