ダットサン復活! 日産がインドで約67万円の低価格車「GO」を2013年に発表【今日は何の日?7月15日】
●新興国市場の拡大を狙った新型車「GO」
ダットサンブランドの復活第1号モデルとなる「GO」のデザインは、日本の日産のグローバルデザインセンターが担当し、開発は現地の市場要件を熟知しているインドで実施。生産は、ルノー・日産アライアンスの最も新しい工場にひとつであるチェンナイ近郊のオラガダムにある工場で行った。 「GO」は、4代目「日産マーチ」よりもひと回り小さく、エッジを効かせたヘッドライトなどで全体的にシャープなスタイリングの5ドアハッチバックで、コンパクトでありながら乗員5人が快適に過ごせる車内空間を実現。パワートレインは1.2L直3 DOHCエンジン(HR12DE型)と5速MTの組み合わせ、駆動方式はFFである。 車両価格は、40万ルピー(約66.8万円、1ルピー=1.67円で換算)以下という低価格だった。 ・・・・・・・ 新興国開拓を狙った日産の戦略だったが、インドはスズキ、インドネシアはトヨタの牙城を崩すことができず、販売は伸びず、思惑通りにダットサンブランドを育てることはできなかった。結局、2023年6月にダットサンブランドは終焉を迎え、100年以上にわたった歴史に幕の下ろしたのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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