「常勝関西」で公明副代表の佐藤茂樹氏が落選 大阪3区で維新との全面対決に敗れる
27日に投開票が行われた衆院選で、大阪3区の公明党副代表の前職、佐藤茂樹氏=自民推薦=の落選が確実となった。参院からくら替えした日本維新の会新人の東徹氏の当選が確実となった。 佐藤氏は令和3年の前回選挙までに当選10回。このうち平成24年からは4期連続で小選挙区で当選していた。 公明にとって大阪は支持母体である創価学会の推薦を得た無所属候補が昭和31年の参院選で初めての議席を得た地。以来、「常勝関西」と大阪を重要視してきた。 一方、大阪を本拠とする日本維新の会は看板政策だった「大阪都構想」への協力を得るため、公明との対決を避けてきたが、今回の衆院選では公明が議席を持つ府内4選挙区に初めて候補を擁立。大阪3区でも激しい争いが繰り広げられた。