海野ゆかり

　ボートレース三国の「ヴィーナスシリーズ第6戦　三国プリンセスカップ」は12日、優勝戦が行われ、4号艇の海野ゆかり（50＝広島）が豪快まくりで快勝。前節の大村ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vで通算65回目の優勝を飾った。 　内枠勢にほぼ抵抗することすら許さない鮮やかなまくりだった。「5日目のペラ調整で伸び型になっていた。優勝戦は4号艇だし、ちょうどいいかなと思った。優勝戦の前はペラを叩かず外周りの調整をしました。それに3号艇の長嶋万記さんの伸びが劣勢だったので…。いいスタートが切れました」と明かしたようにイメージ通りの快勝劇となった。 　53号機は2連率26％も前検からまずまずの感触。着実に仕上げて結果に結び付けた。当地は4回目の優勝となるが、前回は11年3か月前の2013年3月とあって「若かりし頃ですね」と苦笑いした。 　これで2節連続Vと実績十分のベテランが調子を上げてきた。「夏の方がエンジンが出ることが多い」と手応えをつかんでいる。夏の女王決定戦となる福岡プレミアムG1レディースチャンピオンに向けて一気に加速している。