相手に角をぶつけようと勢いよく立ち上るヤギ＝３月、名護市の勝山公民館

　名護市勝山区（岸本一郎区長）の勝山シークヮーサー花香り祭が3月9、10の両日、同区の勝山公民館で開催された。会場には多くの人が訪れ、ヒージャーオーラセーや新緑登山などを楽しんだ。 【写真多数・動画も】　1等賞は牛1頭　　黒島がモー烈に盛り上がる「牛まつり」　島民230人、牛はその13倍

　10日に開かれたヒージャーオーラセー大会では、2頭のヤギが尾を振りながら互いに角をぶつけ、迫力ある闘いを見せた。ヤギが立ち上がり角を突きつけたり、角同士がぶつかる乾いた音が響いたりすると、観客からは驚きの声や拍手が沸き起こった。見学した児童（8）は「角をぶつける姿がかっこよく、ぶつかった時の音が気持ちよかった」と満足げな表情を見せた。 　会場では区民らによる「勝山小唄」や、市内のマーチングバンドによる演奏など、さまざまな舞台も披露された。 　飲食ブースでは特産のシークヮーサーを使ったジュースや「やぎ汁」などが振る舞われた。 　岸本区長は「区が誇る山、シークヮーサー、ヤギを堪能してもらい、勝山のファンになってまた訪れてもらえれば」と期待した。 　（武井悠）