クレープ作りを楽しむ夜カフェの参加者たち

　長野県東筑摩郡朝日村出会いサポートセンター結日（むすび）musubiが、独身者向けの気軽なコミュニティーの場として月1回、「夜カフェmusubi」を企画している。村内にあるゲストハウスかぜのわ、クラフト体験館といった施設を活用し、村内外の参加者がコーヒーや月替わりのスイーツを味わいながら会話を楽しんだり、ものづくりを体験したりして交流を深めている。 　カフェがオープンするのは毎月第4金曜日の午後7～9時（一部変則あり）。結日の公式ラインなどで各回参加を募り、さまざまなメンバーが集う。内容、場所、提供する飲食物には村内の資源や人を生かし、集う一人一人の居場所づくりにもつながるような空間を目指す。昨秋に始まって以降、アットホームな雰囲気がじわじわと人気を集めている。 　体験型の回ではこれまでに木のスプーンや、クレープを作るワークショップを企画。クレープ作りには村協力隊OBでクレープ販売のキッチンカー「ハチコクレープ」を運営する宮本有紀さんを講師に招き、参加者が自分で焼いたクレープを味わうなどして和やかなひとときを過ごした。 　企画の中心になるのは、昨年6月から村地域おこし協力隊員として婚活支援を担当する佐原加依子さんだ。「気軽に交流の輪を広げてもらえたら」と話している。