「まじないで病気」と逆恨み ギャング、信者ら184人殺害 ハイチ
【サンパウロ時事】「まじないのせいで息子が病気になった」。 国連や報道によると、カリブ海の島国ハイチで6~8日、武装ギャングが宗教への逆恨みでブードゥー教信者ら少なくとも184人を殺害した。グテレス事務総長は9日の声明で暴力を強く非難し、ハイチ当局に対し徹底した捜査を求めた。 殺害が起きたのは、首都ポルトープランスにあるスラム街シテソレイユ。報道によれば、ギャングのリーダーが息子の病気はまじないによるものと信じ込み、ハイチで広く信仰されているブードゥー教信者らを攻撃の標的にした。犠牲者のうち127人が高齢者だった。