1日4分でマラソン30分相当のカロリー消費!脂肪燃焼効果は「バーピー」が最強な理由
「痩せたい」と思ったとき、あなたは筋トレする派だろうか、それともランニングする派だろうか。実は、その二大派閥より効率的な運動がある。「バーピージャンプ」だ。 ▶︎すべての写真を見る
今回、なぜバーピージャンプがそれほどまでに優れているのか、lightwell gim 町田店の三谷 匠トレーナーに話をうかがった。
痩せるための運動ならバーピージャンプ一択!
ーーまず「バーピージャンプ(以下バーピー)」は、どのような運動ですか?
多くの方が一度は経験しているかと思いますが、立った状態からしゃがみ込んでプランクのような姿勢になり、再び立ち上がってジャンプを繰り返す運動で、「HIIT」種目の一種です。 ※HIIT……High Intensity Interval Trainingの略。高強度インターバルトレーニングとも呼び、高強度の運動と休憩を繰り返すトレーニングのこと。 ーーずばり「バーピージャンプ」の利点とは? 大きくは2つです。ひとつの動きで、ある程度の全身運動ができること、HIITでもよく使われるトレーニングなので、脂肪燃焼効果が高いことですね。 また高強度の運動で心拍数が上がるので消費エネルギーが大きく、心肺機能の向上や、トレーニング後も消費カロリーが高い状態が続くアフターバーン効果も見込めます。 さらにいえば、器具も不要、外に出る必要もないので、痩せるためのいちばん簡単な運動ということならバーピージャンプ一択だと思います。
バーピーは筋トレ・有酸素と何が違うのか?
ーーバーピージャンプは、筋トレよりも良いのでしょうか? 目的によって異なります。筋トレは主に、筋力を向上させて、見た目の良いカッコいい体を作ること、基礎代謝の高い痩せやすい体を作ることを目的に行うのがおすすめです。 一方、バーピーのようなHIIT種目は、脂肪燃焼効果が高い運動です。 しかし脂肪を落としただけでは「ただ痩せただけ」になり、見た目の印象が向上するとは限らないので、そうした場合は筋トレも必要です。 ーー脂肪燃焼なら、マラソンなどの有酸素運動も有効なのでは? 確かに有効ですが、4分のHIITと同じカロリーを消費するのに、マラソンだと30分ぐらいかかります。また長時間身体を動かすので脂肪と同時に、筋肉も落ちてしまいます。 一方、HIITなら筋肉を極力落とさずに脂肪燃焼効果を得ることができるんです。 さらに、HIIT種目の中でもバーピーは全身運動も兼ねるので、あまり運動経験のない人に対しては脂肪燃焼と筋力向上が同時に期待できます。スクワットに近い動きがあるので、下半身全体や、肩や腕の筋力などが鍛えられますね。 ジムに週2ペースで行くような筋力のある方だと、さすがに脂肪燃焼効果にかなり寄ってしまいますけどね。 ーー脂肪燃焼という点では、他のトレーニングと比較してもバーピーなのですね。 そうですね。実際、トレーナー自身も有酸素系の脂肪燃焼が必要なときにやっている人もいますし、私としても、もし友人にダイエットの相談をされたらバーピーをすすめますね。 かつ「それで痩せなければ食事を見直した方が良い」くらいは言うと思います。 ただひとつデメリットとしては、「キツい」ということ。また膝などの関節を痛めている人には、衝撃が大きいのでおすすめできないですね。 痩せたくて健康な方はぜひトライしてみてください!