気仙沼湾で霧が海面から立ち上る「気嵐」…朝日で黄金色に染まり、幻想的な光景に
宮城県気仙沼市の気仙沼湾で9日早朝、海面から霧が湯気のように立ち上る「気嵐(けあらし)」が見られた。朝日に照らされて黄金色に染まる霧の中、カツオの一本釣り漁船などが行き交う幻想的な光景が広がった。 【動画】気仙沼湾で気嵐、幻想的な光景広がる
冷たい空気と海水温の差が大きいときに起きる現象で、晴れて風が弱まった朝に発生しやすい。リアス海岸の同湾は波が穏やかなため、好条件で観察できる名所として知られる。
仙台市太白区から訪れた門脇宏悦さん(67)は「自然のすごさを感じる。気嵐に朝日が差し込む様子に感動した」と満足そうだった。