「大阪都構想」住民投票 午後7時現在の投票率45.41%
大阪市を廃止して5特別区に分割するという「大阪都構想」の命運を握る住民投票は17日行われ、大阪市内365か所の投票所で引き続き投票が行われている。市の選挙管理委員会によると、同日午後7時現在の投票率は45.41%となっている。今回の投票では、議員を選出する選挙などとは違い、投票当日でも「賛成」や「反対」を訴えることができ、市内各地では午後8時の投票時間終了時間まで投票を呼びかける声が響きわたる。
今回の住民投票の有権者は日本国籍を持つ20歳以上の大阪市民約211万人。投票は午後8時まで行われ、即日開票される。結果には法的拘束力があるため、賛成が反対を1票でも上回れば、2017年4月、大阪市は廃止され5つの特別区に移行することが決まる。賛否が同数または反対多数の場合は大阪市存続、都構想制度案は廃案となる。市選管によると、16日までに35万9203人が期日前投票を済ませている。これは有権者の17%にあたるという。 大阪市内各地では、賛成派と反対派、双方が看板などをかかげ大声でそれぞれの支持を訴えている。投票所前でも同様に投票者に呼びかける光景が見らるなど、投票終了ギリギリまでの「最後のおねがい」は続きそうだ。