広い範囲で暑い１日となった12日の北海道内。 　本格的な夏を前に、暑さをしのぐ、ある商品が男性からも注目されています。 　上空に真夏並みの暖気が流れ込んだ影響で暑くなった12日の北海道。 　最も気温が上がったのは富良野市で、30.4度で、道内では５月19日以来の真夏日を観測。 　札幌でも28.4度を記録し、今年一番の暑さとなりました。 　そんな本格的な夏を前に、今、ある商品が男性から注目されています。 長沢祐記者 「大丸札幌店の紳士服などが売られているこちらのコーナーには、折り畳み傘が売られていますが、実は日傘にも使えるんです」 　「日傘」と聞くと、女性が差すイメージが強いですが、「過酷な夏を少しでも快適に過ごしたい」とここ数年、男性の使用が増えているといいます。 大丸札幌店営業２部 バイヤー　名取俊介さん 「北海道も暑くなっているので、興味を示される、特に年配の方が増えています。大多数のお客様は、日傘に対して男が差すと恥ずかしいという思いをお持ちだが、１回差してみると涼しさが癖になって手放せないという声はよく聞きます」 長沢祐記者 「婦人服のコーナーには女性用の日傘が多く売られているんですが、実はこちらには男女兼用の日傘が売られています」 　「試しに使ってみたい」という男性のために、売り場ではデザインや色に左右されない商品を取りそろえる工夫も。 　東京の医療法人が行った日傘に関する意識調査では、「男性の日傘使用」について92％が「肯定的」と答え、２年前に比べて10ポイント以上アップ。 　すでに日傘を使用している男性は13.5％にのぼるといいます。 　実際にどれくらい暑さが軽減されるのか。記者が試してみると…。 長沢祐記者 「こちらが実際の男性用日傘なんですが、差してみると直射日光が遮られて、風を感じることができて涼しい感じがします」 　男性用の日傘についてマチの男性たちはどう感じているのでしょうか。 マチの人 「美意識の高い方が使っているのかなというイメージ。（差してみると）涼しいですね」 「イメージですか？いま時あるのかなと思いますけど。（差してみると）確かに快適ですね」 「（女性としても）イメージは全く悪くない。むしろした方がいいと思います」 「人それぞれなのかなと思います。（差してみると）かなり涼しいですね、効果が初めて実感できたので、今後もしかしたら（雨傘）兼用としていいかもしれませんね」 　災害級の暑さにもなる日本の夏。日傘は男性にとっても身を守るための新たなアイテムになるかもしれません。 　東京の医療法人によりますと、男性が日傘を使用することに「肯定的」と答えた男性はおととしは79.7％でしたが、今年は92.2％まで増えました。 　また、「すでに使用している」という男性が13.5％。今年から使いたいという男性は7.5％、「前向きに検討中」という人も５割以上に上っています。 　では、男性が日傘を買うときにはどんなところを重視しているのか、10代～40代の男性へのアンケート結果では、色やデザイン性、軽さ、折りたたみ式などがポイントのようです。 　日傘、使えるアイテムなんだなとわかりましたが、いずれにしても、暑い夏にどう身を守るのか考える時期になってきました。