【競輪】神山雄一郎と同期同学年の山田裕仁氏は「報告がなかったからちょっとショック(笑い)」
競輪界のレジェンド・神山雄一郎(56=栃木)が24日、都内で会見を開き、現役引退を表明した。 【写真】引退会見で涙を見せる神山雄一郎 88年デビューから史上最多のG1優勝16回、全G1・6大会制覇=グランドスラムなど、数々の金字塔を打ち立てた希代のレーサー。その大きな節目を見届けるため、多くの報道関係者らが会場に詰め掛けた。 ◇ ◇ ◇ 引退を決めた神山雄一郎と同期で同学年の山田裕仁氏(56)は、ライバル関係の裏側で助言を受けていたことを明かした。 「僕が引退する時は、事前に報告したんですけど、向こうからは報告がなかったからちょっとショックでした(笑い)。ライバルにはしてもらえなかったけど、同期だし、僕にとっては身近な目標でした。アイツを目指していたから、僕もあの位置まで行けた。それは間違いありません。もう彼を超える選手は現れないでしょうね。昔はマスコミにバチバチの関係として取り上げられていたけど、裏ではアドバイスをくれる人だった。あれだけの人なのに、自分が興味を持てば、下の子にもいろいろ聞いていた。逃げるようにして辞めた僕とは違い、本当に自転車が好きだったんだなというのが伝わりました。本当にお疲れさまでした」。