新アリーナ構想、6月に進め方公表 岡山市長方針、補正予算案発表時に
岡山市の大森雅夫市長は24日の定例記者会見で、市内で検討している新アリーナ構想の進め方について、6月初旬に予定する2024年度補正予算案の発表時に公表する方針を明らかにした。構想の進捗(しんちょく)を報道陣に問われて答えた。 大森市長は早期建設を求める要望書が各スポーツ協会から提出されていることなどを踏まえ「スポーツ協会は(市民がスポーツを)直接見て楽しむことに力点を置いている」と説明。「新しいビジネスモデルを確立しようという動きが起きており、新アリーナ整備の必要性については理解できる」と述べ、経済界や市議会と協議して方針を固めるとした。 市は周辺施設を含めた新アリーナの総事業費を約145億円と見積もり、4月26日には基本計画を公表している。財政負担を含めて岡山県に協力を求めているが、これまで県は参画する理由がないなどとして応じない姿勢を示している。