新ブランド始動『ど真ん中の釣れるルアー』というコンセプトに込められた三原の思い
初心者にも使えるルアー
三原「スタンダードと言われているルアーで50アップを狙って釣ろうとすると、逆に難しくて、それが面白かったりするんですよね。バス釣りの原点というか、そういう感覚をベテランにも思い出してほしいし、初心者にバス釣りを覚えてもらうために勧められるルアー、それがスタンダードという概念だと思うんです」 発売後20年、30年経っても色褪せていないルアーがスタンダードであり、ド真ん中ストレートのルアー。三原の構想は息が長い。 三原「今はみんなが新しいものを探し回っている時代。あまりに新しいものを狙いすぎたルアーで釣っても、ルアーの本質を理解しにくいと思う。バス釣りを始めて5年までの人たちの手にとってもらえる、バス釣りの入り口となるルアーを造りたいんです」
ビッグフィッシュ路線も
三原「実はド真ん中だけでなく、ビッグフィッシュを狙う別路線も考えているんです。トーナメントでも取材でも常に55センチ以上を狙ってきた僕としては外せない路線で、こちらは特殊な能力を持った尖った製品になる予定です」 ちなみに次回紹介するギルロイド型ルアーはビッグフィッシュ路線、スピナーベイトはスタンダードシリーズとなる。 三原「ビッグフィッシュを狙って釣るルアーというのは、ギルロイドにしてもウナジュウ(イールクローラー10インチ)にしても、やはり特殊な性能、特殊な見た目を持つ必要があります。それはやはりスタンダードでは括れない。なのでスタンダード路線とビッグフィッシュ路線の、明確な2系統でルアータックル開発を行っていきます」