江河愛司、70周年記念リサイタル 歌と踊りでファンを魅了「100歳まで元気でいましょう!」
「恋のからかさ」などのヒット曲で知られる歌手、江河愛司(えがわ・あいじ、86)が4日、東京都内で芸能生活70周年記念のリサイタルを開いた。 愛媛県出身。幼少から小唄や三味線に親しみ、踊り手として17歳のころに芸能活動を開始。その後、作曲家古賀政男さんの門下生となり、1959年に「きりぎりす」で小唄歌謡歌手としてデビュー。「恋のからかさ」(60年発売)などのヒット曲を出すとともに、新舞踊・絵川流の”創主”としても活動し、歌謡舞踊曲の第一人者として活躍してきた。 リサイタルは踊りを交えての「黒田節」でオープニング。ファンの万雷の拍手の中、江河は「よくもこの歳まで頑張ってこられたと思います。物忘れがひどくなり、今日も最後までやれるかどうかわかりませんが、ご一緒に歌って楽しんでいってください」とあいさつした。 ステージでは「恋のからかさ」「無法松の一生」「江戸の華」をはじめシャンソンの名曲「愛の讃歌」まで全18曲を元気いっぱいの歌と踊りで披露した。目標は100歳でのライブ公演。江河はファンにも「みなさん、100歳まで元気でいましょう!」と呼び掛けた。
中日スポーツ