館山で観光イチゴ狩りスタート(千葉県)
館山市の観光イチゴ狩りのシーズンが始まった。市内外から観光客らが続々と訪れ、早くも春の味覚を楽しんでいる。 6軒のイチゴ農家でつくる館山いちご狩りセンター(大多和斉代表)では、年明けの2日にオープン。今シーズンは「章姫」「紅ほっぺ」「やよい姫」などの広く知られる品種を中心に、園主によって「スターナイト」や「ほしうらら」といった近年の新品種を取り入れるなどして、観光客らを迎えている。 5日は、家族連れや夫婦などの観光客が足を運んでおり、真っ赤になったイチゴを摘んでは頬張り、品種ごとに異なる味わいを楽しんでいた。神奈川県から家族と訪れた沼田大輔さん(36)は「館山のイチゴを楽しみに日帰り旅行で来ました。とても甘くておいしい。40粒は食べました」と満足げな様子だった。 大多和代表によると「今期は9月が暑かったため、定植の時期が遅れるなどしたが、順調に生育。寒暖差が大きく、日光も良く当たっているので甘みが増している」という。「ぜひ足を運んで多くの人に味わってもらえたら」と話していた。