【ソフトバンク】楽天投手陣に今季ワースト15三振、本拠地初の連敗 3三振の正木に厳しく指摘
<ソフトバンク1-5楽天>◇5日◇みずほペイペイドーム パ・リーグ首位のソフトバンクが本拠地初の連敗を喫した。楽天投手陣の前に今季ワースト15三振。7安打を放ちながら2度の満塁機で凡退するなど1得点にとどまった。初戦黒星は実に11カードぶり。両リーグ最速50勝は2日連続で足踏みとなり、勝利した2位ロッテとは10ゲーム差になった。 【写真】3三振のソフトバンク正木 強力ソフトバンク打線が「K」の山を築いた。先発左腕の早川に11三振、2番手の鈴木翔に3三振、3番手の酒居に1三振。計15三振は今季ワースト。特に好機での凡退が響いた。 0-0の1回1死二、三塁で4番山川が空振り三振。2死満塁では6番正木は3球でバットが空を切った。3回に今宮の適時打で先制したが、なお1死満塁で再び正木が3球三振。後続も倒れ、直後の4回に先発和田が逆転3ランを浴びた。 2度の絶好機を生かせず、小久保監督は「初回と3回で1点。そこですよ。やっぱり」と言及。「長く野球をやっていると、説明はできないけど流れって絶対にあるので。(得点は)取れる時に入らないと、ああいうふうになる」。7安打を放ちながら主導権を握れず、1得点にとどまった。 特に2度の3球三振を含む3三振だった正木には厳しく指摘した。「悔しいを通り越して、だんだん打席に立つのが怖くなる。そこを乗り越えていかないと、この世界では飯を食えない」。正木はリーグ戦再開後は全試合でスタメン出場しているが、直近3試合は快音なし。「打席に立つのが怖い、チャンスで回ってくるのが怖いっていうふうにだんだん変わってくるので。そういうところを乗り越えない限りは本物にはなれない」と3年目の24歳に奮起を促した。 1-5の5回2死二塁では近藤も空振り三振。珍しくベンチ前でバットをたたきつけるなど感情をあらわにした。初戦黒星は実に11カードぶり。両リーグ最速50勝は2日連続で足踏みとなった。 勝利した2位ロッテとは10ゲーム差。まだまだ首位独走に変わりはないが、カード負け越しは避けたい。【只松憲】