インドネシア戦で2シャドーの組み合わせは? 攻めあぐねる展開でもワイドを含め多種多様なパターンがあるのは心強い【日本代表】
1年ぶり復帰の古橋も有効活用しながら
それに比べると、右サイドの方はどうしてもクロスを入れる攻めに偏りがちだった。そこは伊東も久保も反省している点だ。 「僕はやっぱり早めにクロスを上げるとか、そっちの方にフォーカスしてしまったというのがある。そこで決め打ちせずに、人に頼るんじゃなく、自分の良いところを出せるように頑張りたい」と久保も自戒の念を込めて語っていた。 確かに彼も伊東も堂安も、思い切って中に侵入してシュートを打てる選手。その強みを出さなければ、相手も怖さを感じないし、守りやすくなってしまうのだ。 昨冬のアジアカップでの対戦を振り返っても、日本がインドネシア相手に決定的なチャンスを作っていたのは、守備陣のギャップを突いてポケットを取ったり、ペナルティエリア内で空いたスペースから大胆なシュートを放った時だった。 今回のインドネシアが複数の帰化選手を加えたとはいっても、その弱点がすぐに克服されるわけではない。日本としては、2シャドーを中心にゴールに直結するようなアタックを心がけていくことが肝要なのだ。 インドネシア戦で森保監督がシャドーに関して、どのような采配を見せるかは注目されるところ。1年ぶりに呼び戻した古橋亨梧(セルティック)も有効活用しながら、さらに幅広い組み合わせや攻めの形が見られることを期待したいものである。 取材・文●元川悦子(フリーライター)
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