涼しげな柄、福井県でうちわ作りが最盛期 越前和紙にアサガオやホタル
梅雨の蒸し暑い日が続く中、越前和紙産地の福井県越前市今立地区でうちわ作りが最盛期を迎え、製紙所にアサガオやホタルといった涼しげな柄が並んでいる。 【写真】福井の夏の風物詩…こんがり丸焼きサバ 五十嵐製紙(同市岩本町)では従業員が連日、竹の骨組みに和紙を貼ったり、形を整えたりする作業に追われている。日常使いのほか、土産物や贈答品としての需要も。外国人観光客からの問い合わせも増えており、富士山の柄が圧倒的人気という。 同社の五十嵐匡美さん(51)は「今年の夏も暑くなりそう。見た目も爽快な和紙のうちわで、少しでも涼を感じてもらえたら」と話していた。 うちわ作りは9月ごろまで続き、今年は約2500本を作る予定。1本1100~1800円で、同市新在家町のパピルス館などで販売している。
福井新聞社