被爆８０年の今年、原爆被害者だけでなくあらゆる核被害者の救済を訴えようと、１０年ぶりに広島で開催される国際フォーラムの概要が発表されました。 １０年前の被爆７０年に被爆地広島で初めて開催された「世界核被害者フォーラム」では、原爆被害者だけでなく核兵器の製造や核実験などに関わったあらゆる核被害者の救済を訴えると共に、核のない世界の実現を目指して議論が行われました。 ７日の会見では「核兵器廃絶を目指すヒロシマの会」とアメリカの反核団体が、フォーラムの概要を発表。 世界で核戦争の危機が高まるなか、被爆８０年という節目に「核と人類は共存できない」ことを再び広島から訴えるために、ウラン採掘や原発事故で考えられる、核被害の実態や被害者の補償など様々なテーマについて議論し、世界の指導者に核兵器廃絶などを強く求めるとしています。