<着衣泳>小・中学生 夏休み前に学ぶ 水を吸った服はずっしり重く体が思うように動かない(宮城・石巻市)
ミヤギテレビ
夏休みを前に水の事故に備えようと、宮城・石巻市の小中学生が服を着たまま海に落ちた際に溺れるのを防ぐ「着衣泳」を学んだ。 小学生「冷たい!」 宮城・石巻市にある雄勝小・中学校では、毎年この時期に海で「着衣泳」を学ぶ授業を行っている。 講師を務めるのは、水の事故をなくすため活動している「水難学会」の専門家。 小学校の授業では、全校児童21人が服を着たまま海の中に入り、体力を消耗して溺れないよう水に浮く方法を学んだ。 海に落ちた際は、浮いたままで助けを待つことが大事だという。 小学4年生 「(着衣泳は)泳ぎづらかったです。ライフジャケットを脱いで大の字に寝て浮けることを学べました」 中学校の授業では、全校生徒9人が海の中で溺れた人を助ける方法を教わった。 水を吸った服はずっしりと重くなり、思うように体が動かなくなるという。 中学2年生 「(救助した人が)友だちだったけれど、違う人で大人だったらどうしようかなと考えながらできました」「人を救助しながら、それでも自分も浮きながらということが大変でした」 児童・生徒たちは、万が一の水難事故に備え真剣に取り組んでいた。