紛らわしい「マイナンバーカードの更新」は2種類! ブルーの封筒が届いたら確認することについて解説
マイナンバーカードの更新は、カードの更新と電子証明書の更新があるだけでなく、有効期限は大人が10年・未成年が5年と異なるなど、手続きが紛らわしいです。更新を知らせる薄いブルーの封筒が届いたら、まず何をしなければならないか確認しましょう。 マイナンバーカードを国民の7割以上が所有(2023年11月時点)する今、押さえておくべき更新手続きの注意点を紹介します。
マイナンバーカードの更新は2種類
更新が必要な人には、有効期限の2~3ヶ月前に、ブルーの封筒に入った有効期限通知書が送付されます(図表1)。届いたら、必要な手続きがカードの更新なのか、電子証明書の更新なのかを確認しましょう。いずれの更新手続きも手数料は不要です。 なお、有効期限を過ぎても無料で更新手続きができるので、万が一更新を忘れてしまっても焦らずに進めましょう。 【図表1】
地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト 更新手続きについて 1.マイナンバーカードの更新 マイナンバーカードの有効期間は、発行日から10回目の誕生日(未成年者は5回目)までです。カードは自動車の運転免許証と同様に、本人確認書類(身分証明書)として活用できます。自動車を運転しない高齢者や子どもは、顔写真付きの証明書を手にする機会が少ないので、マイナンバーカードを持っていると便利でしょう。 なお、カードの有効期間は誕生日までとなっています。運転免許証は誕生日の約1ヶ月後まで有効なので、混同しないようにしましょう。 2.電子証明書の更新 電子証明書の有効期間は、年齢を問わず発行日から5回目の誕生日までです。電子証明書は、カードを健康保険証として利用する、コンビニから住民票の写しを受け取る、確定申告を電子申告で行うなどの用途があります。
マイナンバーカードの更新手続き
マイナンバーカードの更新手続きは5通りあります。 1.郵便で申請 2.スマートフォンで申請 3.パソコンで申請 4.証明用写真機で申請 5.市区町村の窓口で申請 比較的手軽にできるのは、送られてきた封筒に同封されている申請書に印字されたQRコードを読み取って、自撮りした画像と一緒にスマートフォンで申請する方法です。画像は背景が無地で影が映り込んでいないものなど注意点があるので注意しましょう。パソコンや街角の証明用写真機を利用しての申請も同様です。 ただし、次の場合は、郵便か窓口で申請しなければなりません。 ・メールアドレスを持っていない、メールの使い方がわからない ・申請書にQRコードが印字されていない(市区町村の窓口でQRコード付きの申請書を発行してもらう必要がある) 申請すると1ヶ月ほどで交付通知書が届くので、指定された窓口へ取りに行ってください。なお、23桁の申請書IDと生年月日を用いると、申請状況照会サービスから申請の状況を確認可能です。