J2山形が5試合ぶり白星 坂本亘の2発で秋田とのダービー「奥羽本戦」を1勝1敗の得失点差で制す
◆明治安田J2リーグ第22節 秋田0―3山形(30日・ソユスタ) 山形が秋田との東北ダービーを3―0で制した。前半14分にMF国分伸太郎が技ありのループシュートで先制。後半25分には途中出場のMF坂本亘基が前線に抜け出し、相手GKと1対1に。冷静に右足で決めて2点目を奪った。坂本亘は28分にもゴールを奪って勝負を決め「勝ったけど重要なのは次の試合。これで満足せず、いい波に乗っていきたい」と気を引き締めた。 両チームの対戦は山形と秋田を結ぶJR「奥羽本線」にちなんで「奥羽本戦」と呼ばれている。2試合で勝ち点を多く得たチームが「奥羽本戦王者」となり、翌シーズンの対戦時にホーム&アウェーともにファーストユニホーム着用の権利を得る(今季はデザインの関係上、両チームがファーストユニホームで戦う)。 昨季は山形が1勝1分けで王者になり、敵地へ乗り込んだこの日もホーム同様のスタメン紹介が行われた。この日は山形からも約1800人のサポーターが訪れ、土砂降りの雨にもかかわらず大声援を送った。渡辺晋監督は「彼らの声がエネルギーとなって選手の足を動かしてくれました。これから雨脚が強くなる。勝った方が(山形までの道のりは)短く感じるとは思いますが、皆さん気をつけてお帰りください」と気遣った。
報知新聞社