杉内コーチが6投手入れ替えを語る 守護神は誰?「今後どうするか」 西舘抹消は「早めの夏休み」
◇セ・リーグ 巨人3―2広島(2024年6月30日 東京D) 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(43)が3―2で競り勝った30日の広島戦(東京D)の試合後、投手陣について語った。 【写真】中13日で3試合ぶり6勝目を挙げた巨人・菅野智之 この日は23日のヤクルト戦(東京D)を腰痛のため当日に登板回避した菅野が中13日で先発登板して6回途中6安打1失点で今季6勝目(1敗)。 また、左膝痛で4月14日に登録抹消となっていた中川が77日ぶり、右肩の違和感で5月4日に登録抹消となっていた大勢は57日ぶりに1軍復帰した。 中川は7回に4番手で1失点したが、9回に6番手として登板した大勢は安打と連続四球で2死満塁のピンチを招きながらも投げた全19球が150キロ台後半を計測する直球勝負で、4月27日のDeNA戦(横浜)以来64日ぶりとなる今季8セーブ目をマークした。 なお、大勢、中川、畠が出場選手登録された一方で西舘、赤星、又木が試合前に登録抹消となっている。 杉内コーチとの一問一答は以下の通り。 ――大勢について。 「ボール自体は全然体も問題ないって言ってますからね。久々すぎてちょっと緊張したでしょうけど、よく抑えてくれました」 ――全球ストレート。 「真っすぐが、やっぱ、いってるからじゃないですかね。フォークいくかなと思ったんですけど。うん、まっすぐ一本で抑えられると思ったから、多分真っすぐいってるんでしょうから」 ――きょうはバルドナードが“上がり”のため大勢が9回? 「今後どうするか。どうするんでしょうね。抑えてくれたから、大勢も。理想はね、やっぱ9回大勢なんでね。でもバルちゃんも頑張ってるし。たった何試合か点を取られただけで代えるってのもね、やっぱ本人のプライドも許さないだろうし。そこはちょっと考えながら。まあでも、バルちゃん、8回いった方が無駄な力を入れずにコントロールよく制球できるのかなってのはちょっとね。9回と8回の違いはあるのかなと僕は見てますけど」 ――昇格即9回は…と以前言っていたが。 「怖いというかね、まあまあ不安というか、本当ならもっと楽なとこでね、投げさせたいんですよ。でもやっぱ接戦が続いてるから。どうしてもこの展開で登板をしなきゃいけなくなってるんでね」 ――中川について。 「皓太は点取られたけど、フォアボール出さないピッチャーも打たれないピッチャーもいないんでね。あの後しっかり抑えてくれたし、十分です。はい。いるだけでもうチームは助かりますから。左のサイドはですね、高梨にやっぱ負担かなりきてたので。皓太がいるだけで全然違いますね」 ――抹消の3人は。 「西舘はもともとどっかで一回抹消して早めの夏休み取らせようと話はしてたんです。ここはいい機会なんで。で、ちょっとフォームも崩れてるんで、この10日間でしっかり見直しておいでっていう話ですね」 ――戻ってきたら。 「まぁ、いいとこで投げるんじゃないですか」 ――赤星は。 「赤星はね、はじめ良かったんだけどね、中継ぎ入って2試合ぐらいは。その後はちょっと失点続いてるんで、シュートの精度とその辺をもっとこう右に攻められるようにしていこう、多分変化があんま少ないんじゃないかって監督は話してたんで。その辺はね、トラックマンとかその辺見ながら、シュート成分を強くしながら制球良くインコース投げられる練習をこれからしていくはずなんで、2軍のほうでちょっと先発しながらやっていかせようかなと思います」 ――菅野の交代のタイミング。 「でも、いい感じで抑えてたんですけどね、ボールも凄い良かったんですけど、故障明けっていうかね、軽いぎっくり腰の後だったんで、もともとそこまで長いイニングは求めてなかったんでね、本当なら5回ぐらいで、はじめ、うん、5回ぐらいかなと思ってたんですけど、良かったんで6回いかして、ま、ピンチになったんで代えたっていう感じですね。はい」 ――大勢、中川は想定より早かった。 「そうっスね。いや、あのね、やっぱこの3連戦凄い重要だったし、僕、われわれ投手コーチ、僕と内海が監督に皓太と大勢を上げましょうって話して。で、きょうバルドナードはやっぱり2連投してるから“上がり”だし、やっぱり絶対勝たなきゃいけないし。監督に無理言って上げてもらいました。昨日の試合終わった後です」