J1全20クラブ補強評価ランキング12位。大化けするかも? 昇格組が持つポテンシャルは…
明治安田Jリーグは2月23日に開幕を迎える。これまでより2チーム多い20チームで争われる今季は、例年よりも熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。そんなシーズンを前に、J1全20クラブの補強を精査し、昨季との比較からパワーアップしたクラブをランキング形式で紹介する。※情報は1月29日時点
12位:ジュビロ磐田 昨季は大混戦の2位争いを制してJ1自動昇格を決めたジュビロ磐田だが、今季は大きくメンバーが入れ替わることになる。J2最多アシストの鈴木雄斗が湘南ベルマーレに、チーム最多タイの9得点をマークしたドゥドゥがジェフユナイテッド千葉に、後藤啓介はベルギーのアンデルレヒトに活躍の場を移している。遠藤保仁の現役引退が与える影響もあるだろう。 昨季の正GK三浦龍輝は残留したが、GK陣は刷新されることとなった。最終ラインは主力が残留した一方で、高畑奎汰と西久保駿介という若いサイドバックが加わった。中盤にはJ1での経験も十分な中村駿とJ2トップクラスの司令塔に成長した平川怜が加入。サイドバックと中盤をポリバレントにこなす川﨑一輝も、与えられる役割次第では大化けする可能性を秘めている。 チームの浮沈を決めるのは、新加入のブラジル人カルテットになるかもしれない。190cm94kgという巨体を活かしたプレーを得意とするマテウス・ペイショットは得点源として、サイドからのチャンスメイクに長けるブルーノ・ジョゼはアシスト王が抜けた右サイドからの攻撃力アップを期待される。ウェベルトンは21歳と若いが、ブラジルの名門フラメンゴの下部組織に在籍した経験を持つアタッカーで、一気にブレイクするかもしれない。彼らを後方から支えることになるレオ・ゴメスは守備力にも長けるファイターだ。 日本で初めてプレーするブラジル人が4人、そしてJ1でのプレー経験がほとんどない若手も多く加入しており、予想は難しい。J1残留というミッションは決して簡単ではないが、それを達成するに足るスカッドは整ったのではないだろうか。
フットボールチャンネル