ネット通販「¥」で購入したら請求“20 倍”に――なぜ? 日本「円」と中国「元」は同じ通貨記号 見極めるポイントは?
■業者と連絡取れず...返金困難か
「全国の消費者センターなどには、日本円だと思って購入してしまったという相談が100件程度寄せられているといいます」 有働キャスター 「勘違いだったと分かった後、お金は戻ってくるのでしょうか?」 小栗委員 「円だと間違って認識して買ったということであれば、本来は契約を取り消すことはできますが、今回は国民生活センターでも(通販サイトの)この業者とは連絡が取れなくなっていて、返金は難しいかもしれないということです」
■電話番号なし、E メールのみには注意
「ではどう気をつければいいかというと、消費者庁では、会社概要の住所で番地まで書かれていなかったり、連絡先に電話番号がなくEメールだけが書かれている場合は、注意が必要だとしています」 廣瀬俊朗・元ラグビー日本代表キャプテン(「news zero」パートナー) 「中国に駐在していた友人が、1000元で見積もりを取っていたのを日本の企業側が1000円と勘違いしてトラブルになりかけたと言っていました」 「今回の通販サイトは日本語なので、円と勘違いしてもおかしくなく、極めて悪質だなと思います。改めて、事業者の住所や電話番号をきちんと確認しないといけないなと思いました」 有働キャスター 「こういったトラブルに遭って業者との連絡もつかない場合、どうすればいいのでしょうか。国民生活センターでは、クレジットカード会社に相談するか、電話で消費者ホットライン『188(いやや!)』に相談することを勧めています」 「そして、日本の円と中国の元は同じ記号というのも覚えておきたいです」 (4月20日『news zero』より)