フジのアナ試験不合格のミスコンGP、『オールナイトフジコ』出演&グラビア挑戦で新境地「大切なお仕事」
『オールナイトフジコ』2期生として活躍
――大学4年の時に『オールナイトフジコ』が始まり、井手さんは2期生として秋から番組に参加しました。 「そうなんです。10月から卒業するまでの約半年の出演でした。芸能界にも興味がありましたが、正直なところ自信はなかったので、一般企業への就職も考えていました。ただ、出演させていただくからには、『次につながるように頑張ろう』と思ってやっていました。振り返ると、フジコはとても貴重な経験でした。レギュラーで出させてもらえるなんて普通はあり得ないことですし、本当に楽しい思い出になりました」 ――番組の思い出は。 「ロデオマシーンに乗る企画があったんですが、その時、家の引っ越しでぎっくり腰になっていたんです(笑)。でも、『チャンスは2度とやってこないから、今つかまないと次がない』と思い、コルセットをガチガチに巻いて、やり切った思い出があります。FNS歌謡祭にフジコーズで出演したことも大きかったです。やっぱり、音楽と関わることができたのは大きくて、それがまさか全国放送で歌うなんて想像もしていなかったので、ステージに上がってもずっと緊張していました。大学では声楽を学んでいたので、私が歌うとJ-POPじゃなくて合唱曲とかクラシックっぽくなっちゃうんです(笑)」 ――現在はタレント活動と並行してグラビアにも力を入れています。 「最初は抵抗がありました。でも、ミスサーの後に『ミスマガジン2023』に挑戦してみると、とっても丁寧なお仕事できれいに撮っていただけるので、今まで私が持っていた偏見がなくなりました。水着グラビアがきっかけで声を掛けていただくケースもあるので、すごく大切にしているお仕事です」 ――今後の目標は。 「お芝居に挑戦してみたいです。他にもMCのお仕事はやっていきたいですし、歌にも挑戦してみたいです。中高の教員免許も持っているので、子どもたちに音楽を教えることもやってみたいです。事務所の先輩で同じ佐賀県出身の優木まおみさんに憧れていて、まおみさんのようにマルチに活躍できるタレントを目指していきたいです」 ――井手さんにとってミスコンとは。 「『私に自信を与えてくれたもの』です。今までやりたいことがたくさん見つかっても、いつも自信がなかった私に『自分でもここまで行けるんだ』という勇気をくれました。これからもグランプリ受賞者として、ミスコンを目指す人たちのお手本になれるよう、今の活動に誇りを持って挑戦を続けていきたいと思います」 □井手美希(いで・みき)2001年12月7日、佐賀県生まれ。国立音楽大3年時に『MISS CIRCLE CONTEST 2022』でグランプリを獲得、芸能活動を始める。23年、『ミスマガジン2023』でベスト16に入り、グラビアでも活動を開始。同年10月から今年3月までフジテレビ系深夜バラエティー番組『オールナイトフジコ』にレギュラー出演。特技はピアノ、趣味はサイクリングとフラッシュ暗算。
福嶋剛